中上健次から、脈々と流れた路地的な血と汗を感じるオフビートな映画の終焉を感じながら堪能しました
世代的にとても影響を受けた作風ながら、近年とんと見なくなった感じにとても郷愁を感じた
終盤にかけて、…
ゼロ年代のオフビートでシニカルな笑い。ねずみの侵入と駆除、ストレンジャーがしっかり乱す田舎町の不成立だった調和。さらにゆるい『ファーゴ』ですか。素晴らしい脚本。最高のエピローグ。氷結湖、空き家、轢き…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
山下敦弘監督が「リンダリンダリンダ」「天然コケッコー」の間に
製作したシュールな怪作。
田舎町を舞台に、
のんびりした空気が少しずつ狂気を帯びてくる展開が素晴らしい。
理容室の上で安い命…
小さな田舎の嫌〜な人間関係をコミカルに描いてて、笑えるんだけど最後の最後まで嫌〜な感じが続いてくのが最高だった。絶妙な不快さと怖さが続くけど、ボアダムスの曲使った最後の終わり方がかっこよすぎて全部ど…
>>続きを読む10年以上ぶりの鑑賞。たまにふと思い出す00年代カルチャーに避けては通れないこの作品。
松本人志や鬼畜ブームの面影が漂うグロテスクで穏やかな人間模様が終始続くが、各場面で絶対に外さない笑いを差し込ん…
阿部和重『シンセミア』みたい。「解決」のない「事件」とはつまり「物語」ではないということ。車に跳ねられようがボコボコに殴られようがアイスピックで刺されようが人間はしぶとく生き残り、屋根裏を這いずり回…
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