この年のキネ旬一位を獲得した、市川崑の異彩を放つホームドラマ。
物言わぬ赤ちゃんに大人と変わらぬ視座を持たせ、ナレーションでもって船越英二と山本富士子の夫婦が親となり、家族の繋がりを強く感じるまでを…
2016年の感想。市川崑生誕100周年ということで放送されている本作。赤ちゃんの独白(中村メイコ)で語る異例の作品。同年に市川崑は、「破戒」を上映させており、なんでもやる監督だとあらためて実感する。…
>>続きを読む高島屋史料館の「団地と映画」を見て本作がいわゆる「団地映画」と知り見てみた。船越英二の父親の育児に対する考え方に時代を感じるが、親が子どもを思う気持ちはいつも変わらない。山本富士子の、日本画から抜け…
>>続きを読む一歳八ヶ月のターちゃん(太郎)が主人公。
ターちゃん目線のナレーション(声・中村メイコ)から、
映画は始まる。
画期的な設定だが、物語は、
ごく普通の夫婦(山本富士子&船越英二)の子育て奮闘記。
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日常スケッチ風の乳幼児👶と母🤱山本富士子の団地内の育児の困難さが描かれた前半、父👨船越英二の祖母👵浦辺粂子と同居の一軒家での後半の趣きの違いは明瞭で、お節介でも祖母の加勢は矢張り有難い筈。また、多産…
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