カーツが闇からヌッと出てくる怖さを体験できるのは、映画館だけ。
西洋、アメリカ、ひいては自国の没落
理性の敗北
理想なき世界
などなど、考えれば考えるほど、カーツのように、引き籠って、自らの命を絶…
これがベトナム戦争の地獄なんだろうか。
道徳と理性は破綻して、冷静さを保てたモノだけが超越した存在になっていく感じ。
カーツ大佐と主人公は似た素質をもっていたけど、なんの違いがラストシーンに繋がる…
以下は特別完全版のレビューですが、オリジナル版にも触れているので、こちらにも掲載します。僕はオリジナル版の混沌にこそ、コッポラの狂気を感じて好きだ。
映画が狂気で作られていた70年代〜90年代。本…