ビクトル・エリセのこの長編2作目を久々に見たけど、やはりこの作品も前作同様映像や光の具合が美しい。
特に印象に残ったのは初聖体拝受のときの青い陰影だが、暗闇から徐に姿を現わす父親の姿は劇的で忘れ難…
少女の目を通して、少しミステリアスな父親、そしてその社会背景を描く。室内の暗さと仄かな自然光、少女の瞳の青白い輝きなど、美しい映像が続く。
製作年ではすでにフランコが亡くなった後、映画内設定はまだ…
2025年3月、HHDのTV自動録画機能で鑑賞。
監督ビクトル・エリセは、先日観た「ミツバチのささやき」(1973年)のスペイン人。
作品は歴代最高のスペイン映画を決める投票で、本作は第6位に輝いた…
父と娘で南へ旅するロードムービーだと勝手に思っていたけれど、そうではなく、娘から父へのどうしても詰め切れない距離感を主に描く物語だった。そういう意味で、雰囲気は違えど『アフターサン』に近いものを感じ…
>>続きを読む名作で有名な本作ようやく観ましたね。しかし、スペイン内戦について概要は、知ってはいるけど内実の深いところまで知らないので理解するのが困難な映画でもありますね。「ミツバチのささやき」は、ボカシ過ぎて普…
>>続きを読むビクトル・エリセ監督作品、初鑑賞。
なんだか見入ってしまった。
血の繋がりがあってもひとりの人間としての父親のすべてを理解することは難しく、
いつの間にか彼女も大人になってしまった。
最後の食事の時…
少女から見た
父親という
一人の人間の移り変わりを
詩的な映像で綴った作品
私には
その対象となる
父親の苦悩の側から
どうして見てしうのだが。。。
自分の
人生の様々なシーンが
頭をよぎる。。…
(C) 2005 Video Mercury Films S.A.