再見。以前観たときは、映画の持つ硬質な質感で、ハネケに似てるなあと思ってたけど、改めて観るとそうでもなかった。この映画のほうが、もっと表現にユーモアなセンスが含まれていた。硬質な質感はたぶんヒロイン…
>>続きを読む人に生かされ重い十字架を背負い地獄の様な毎日を繰り返すマリア。収集されている昆虫は、まるでこの部屋から抜け出せないマリアみたいだ。音の使い方が秀才で、不安定な気持ちだったり不快な気持ちの表し方がすご…
>>続きを読む『パフューム』のトム・ティクヴァ監督デビュー作。退屈を退屈と気づかないほど受動的にただ生きてるだけのマリアの人生が向かいの男の参入により自分主体の人生に変わるいい映画…と思ってたら待って待ってちがう…
>>続きを読む「パフューム」「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ監督デビュー作!!!
邦題通り産まれた時から受難続き
自分の出産が原因で母親は死亡
父親には絶対服従、そんな父親が脳卒中で倒れ寝たきりに…
父…
鬱屈とした世界で孕み産み落とされた狂気。これがデビュー作なのは本当に頭がおかしい。
毎日時間に一寸の狂いなく夫のための家事をこなし半身不随の父親の在宅介護を行うマリア。産まれてから文字通りの箱入り…
電話の受話器を取るとぐるぐる回り出す!(2、3作目も回ってた笑)
時計のカチカチと〝ささやき声〟はベルイマンの「叫びとささやき」を連想させるし(というかモロ)どことなくポランスキーの「反撥」っぽい…
これが長編デビュー作とは気が触れているか天才のどちらかだと思う。凄まじい息苦しさと緊張感は常軌を逸していると言うか完全にキマっている映画だ。
自身の体調や部屋の温度や湿度、全ての環境を完璧に整えた上…