“インディペンデント映画の父”と称されるジョン・カサヴェテスは「『WANDA/ワンダ』は私のお気に入りの作品だ。ローデンは正真正銘の映画作家だ」と高く評価した。
え
昨日からカサヴェテス見返しつ…
アイス屋さんの前で男に捨てられたワンダに、ソフトクリームをそっと無料で渡してあげる店員が面白い。
ワンダの存在感がいい。少女ムシェットほどブスッとはしていない程よい諦観と、でも実はすごく繊細なのでは…
物語を通じて描かれるのは、個人の怠惰や選択ミスではなく、本作が制作された50年後の今にも続く女性の貧困・ジェンダー規範・ケアの不在が重なった構造による人生の行き止まりだ。ローデンは同情的な演出をせず…
>>続きを読む「所与」の映画!自分の意思をもたず流れるままに着いていった先で何が起こるか。主人公が知らないことは俺だって知らない。だから映画を観るというよりは、見守るみたいな感覚だなー
演技やら踊りを観てもらうに…
今から50年以上前の映画。
社会からこぼれ落ちる女性を淡々と映し出す。
ワンダの切ない表情、いたたまれなくなる泣
見た目は「普通」でも、判断力や社会性に乏しく、他人に流されるまま生きる主人公。
…
この映画を「1970年代アメリカ人女性」の生き方として、フェミニズムの視点から論ずることはもちろん可能だけれど、ワンダ(バーバラ・ローデン)のような、自分の意思を持たず、何も考えず、ただ周りに流され…
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