【鑑賞メモ】
最初から最後まで映像が良すぎる。
冒頭のクレジットで撮影監督がロビー・ミューラーと出て、その時点で期待は大きかったが、その期待を優に超えてきた。とりあえずミューラー大先生に一回頭下げた…
小津安二郎への熱い敬意!構図の美しさたるや
マリアンヌという女性像がすごく好き 冬の霧みたいだ。サウンドの無い人や街の音、冷たさがこちらにも伝わってくるかのような空気、鬱屈としているのに自然の画面の…
アケルマン然り、全ショットが静かな狂気に満ちていて堪らない。カット毎にいちいち完璧です…ありがとうございます…という気持ちで観てるんだけどもそれだけでなく実は全台詞も素晴らしいという佳作。大好きです…
>>続きを読むペーター・ハントケ監督作。
オーストリアの作家:ペーター・ハントケが1976年の自身の同名小説を映像化した初監督作品で、ハントケの盟友であるヴィム・ヴェンダース監督が製作を務めています。
原作者…
冒頭の夜の街並みの撮り方から期待値が爆上がり。頻繁に挿入されるマリアンヌが街を歩くシーンはどれも素晴らしい。
鬱々とした日常にも関わらず映画的な美しさを感じる光源の配置と加減。
カフェの窓近くを電車…
„…Ja, habt ihr nicht bemerkt, dass eigentlich nur Platz ist fur den, der selbst den Plats mitbringt…
>>続きを読むシングルマザーとして子育てと仕事に悪戦苦闘する女の日々。青みがかった映像は鬱屈した女の見ている景色をそのまま映したかのよう。あまりにも暗くて不安定で笑えてくる。ジャンヌディエルマンを思い出した。
随…
終始ぬかるんだ地面のよう梅雨のような映画ではあるのだけど最後の最後で薄明光線が差し込む。
鬱じゃない時に見たのにめちゃくちゃ鬱になった。ストーリーだけではなく、様々な箇所で用いられていた原曲から転調…