緊張と弛緩の絶妙なバランス。フランス華麗なる一族の空気感なのか、超絶シリアスなのにどこかのほほん。横溝ばり。実は叔母さんが主役。シャブロルのカメラはいちいち洒落てる。ラストシーンのチョイスの素晴らし…
>>続きを読むかなり歪んだおばあちゃん映画。家族関係も、ハートウォーミングな死体処理も、普通にヤバい。叔母さんが鍵を取りに行く→次のカットで鍵を持ってるみたいな、ジャンプするカット割も不自然で気持ち悪い。が、最後…
>>続きを読むボルドーのブルジョワ一家における3世代に渡る退廃的な関係を描いた、クロード・シャブロル監督のドラマ映画。ヴァスール家の当主である実業家のジェラールと、市長選に立候補して選挙活動中のアンヌは、お互いに…
>>続きを読む冒頭でがっちりと心を掴まれラストで綺麗に落とされる
理想的であるかのようなブルジョワ一家など端から存在してはいないのだが、細やかな演出でそれを描写されると正直やられる。あるカットでは、家族でのカフ…
戦中・戦後世代・五月革命世代・20世紀末世代、四世代に渡り姻戚関係を続ける二つの名家の反復強迫に加え、さらに戦中世代の先祖にナチス協力者がいたという因縁から現在のハラスメントにもそのトラウマが重ねら…
>>続きを読む「甘い罠」のお母さんのような強烈な個人が出てこない分インパクトは少ないが、一族の登場人物皆が重要な意味を持つというところでストーリーとして面白かった。
この監督の映画はヨーロッパの香りみたいなもの…