やはり日本のスクリューボールコメディはこの頃の市川崑に尽きるのではないか?原作は石川達三。
テンポ良しキャラ良しの群像コメディ。
大学を失職している父親の千田是也ド嵌まり。不器用だけど芯があり学問の…
市川崑苦手意識強かったが本作はオネエ口調の三國連太郎が終始爆笑を掻っ攫い「青春に年齢は関係ない」と強く思う傑作であった。雲の動きを雲を写さず切れ間から差し込む光を光→影→光の照明の調子で描くという物…
>>続きを読むそりゃ『結婚行進曲』のあの早さには及ばないけど、ハイテンポな会話劇のプチブル・ホーム・コメディでたいへん楽しい。そして俳優陣みんなキャラが立っていて素晴らしい。見事な手際で三國から1000円パクる久…
>>続きを読む1/30@シネマヴェーラ渋谷
失業中の元大学教授と周囲の人達が巻き起こすドタバタコメディ。
滅茶苦茶笑えた。
おネエな居候・三國連太郎が出オチで終わらず、出演シーンはどこを切り取っても面白い。
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「結婚行進曲」「愛人」みたいなバチバチな構図を今作からは窺えないので、多少の物足りなさはあるけれど、二枚目俳優なのになぜか女口調の三國連太郎と千田是也の捻くれにテンポのいいツッコミを入れる教授夫人が…
>>続きを読む(35mm)
理屈っぽい男たちの恋愛模様。
ユーモアとペーソスのバランスがよく、説教臭くならないように皮肉を織り交ぜている。
三國連太郎のキャラクターが面白く、伊藤雄之助も人間味のない人物の機微…
何処からポロンポロンとギターの音が聴こえてくる。ドアを開けると長い睫毛の三國連太郎がオネエ言葉で「あら、ごめんなさい」なんて弾いている。観劇の最中に久慈あさみの手を握り「芸術的興奮と愛情の興奮がいっ…
>>続きを読む脚本・市川崑、和田夏十コンビによる『足にさわった女』(1952/東宝)、『あの手この手』(同/大映京都)、『プーサン』(1953/東宝)に続く、市川演出による社会風刺喜劇映画。
狭い劇空間の中を個…