「家」が持つ、今となってはただ一つとなった機能である「愛」が、最も醜く、汚いものである。子にとっては殊に。
二人きりの部屋で、まるで独り言のように猫に話しかける。鋭い何かで貫かれるようなものでは決…
家族の機能が失われ、書(同志性)によっての結びつきが強くなった戦後の日本で、書も血縁的愛情も失った主人公が新しい居場所を探りに町へ出る。それはきっと西洋のニューファミリーでも、妹を盗んだ男(名前忘れ…
>>続きを読むテーマかコンセプトか分からないけど、ゲリラ撮影とメタ表現で映画と現実の境界を曖昧にしようとしているのかなと感じた
ストーリーも雰囲気自体は好きだけど、(そんな事をしてしまったら全てぶち壊しなのだろ…
寺山修司作品鑑賞2本目
前半はテーマが入り乱れて何を本筋とするのか全く分からず困惑したが、男が貴婦人に書物を読み聞かせている場面でパッと思考が軽くなった気がする。
鑑賞後の満足感は非常に高いが寺山ワ…
最初の下手くそで味のない独白だけ聞いて、あとは早送り。内容的には「最初の独白が全て」だと思った。
男性器のサンドバッグのところ少しみた。「ああ、ゲリラ演劇的なのやってたって前に読んだことあるな」と…
“大体、真昼間の街に!ビルの壁に!映画なんかが映るかよ!”
【感想】
明るく自由な映像と暗い観客席がスクリーンによって隔たれている“映画(=虚構)”そのものの破壊。ゴダールのような実験的態度を備え…
10数年ぶりに観た。
JAシーザーの曲好きだなとしみじみ。
サントラも駿河屋にまだあってポチった。
頭痛も相まって吐き気がするほどのむず痒いあの感じ。コカコーラの瓶のトカゲは日本か?
道ゆく人が日本…
20代半ばで撮った映画かなと思っていたら、30代半ばに撮られたものだった。いい意味でも悪い意味でもとても若く青臭い作品。デビュー作だから、詰め込みたい気持ちもわかるけど、なんだかスクラップブックに近…
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