ブレッソンのモデルを継承し、プライベートフィルム超えてセルフポートレートかというほどに私情と詩情を湛える映像が琴線に触れまくり。電気も止められるほど貧乏の中で作ったセルフプロデュース作品という事でク…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
どこを切り取っても…とかよく言うけど、映像に血が通っていて切り取る必要もないというか、寧ろ切り取るべきではないというか、んー…それくらい映像作品として好みだった。細部なんかは輪郭のぼやけ具合や黒にの…
>>続きを読むこれはやばい。まず撮影が抜群で、音楽との組み合わせで画面を持続させるやり方も面白い。めっちゃ勉強になります。ありがとうございます。病室を訪れるアンヌ・ビアゼムスキーの顔を窓越しに捉えたショットで震え…
>>続きを読むthe tragic hallucination of
an impossible romance where
they love each other, leave
each other, get…
サイレント映画のような始まり 描写の荒い映像 研ぎ澄まされた音楽
モノクロの中の優しい光がまるで夢の中のように繊細で空虚な感覚を覚える
破滅していくふたりを観ているのに全てが美しくて溜息しかでない
…
ただただ見つめ合っているだけなのに、ただ雨に打たれているだけなのに、ただ佇んでいるだけなのに、こんなにも惹きつけられるとは。エルスケンの写真を彷彿させるモノクロ。物語はなんてことない男女の心のすれ違…
>>続きを読むフィリップ・ガレル監督の代表作の1つ
”Velvet Underground & Nico”で知られるNicoと結婚していたフィリップ・ガレルが、2人の不安定な結婚生活を投影した作品(だと思っている…
構図が最高。ほぼ全て固定ショットで、横の首振りやローラーを使ったと思われるシーンもある。ズームも1シーンだけ。迫力がある。初めてこの監督の映画を観た時にはやっていることが分からなかったが、この初期の…
>>続きを読む心よりも近い距離で重なる身体、触れ合う肌、溶け合う唇は、容易に別れがあることを知っていた。どうしていいのか分からない、それぞれの葛藤、そんなことを分かち合いたいわけではないはずなのに、側にいる時、何…
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