月山の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『月山』に投稿された感想・評価

森敦の原作を高山由紀子が脚色、村野鐵太郎が監督した文芸作品。山形県庄内の山岳信仰の山、月山。豪雪地の山麓で過ごす青年のひと冬の物語。
道頓堀朝日座にて

大根しか食べるものがない世界に行く話。
今日では見かける事がなくなってきた
日本の原風景が見れる貴重な映画でもある。
延々と冬篭りのシーンが続くが
それでも春がやってくる、雄大な自然の中で人間は生か…

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Omizu
3.2

【1979年キネマ旬報日本映画ベストテン 第6位】
『遠野物語』などの村野鐵太郎監督作品。森敦の同名小説を原作とし、アカデミー外国語映画賞日本代表に選出されるなど高い評価を得た。

村野鐵太郎は『遠…

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森敦の芥川賞受賞作『月山』(1973)の映画化。監督は「鬼の詩」(1975)の村野鐵太郎。アカデミー賞外国語映画賞ノミネート。友里千賀子のデビュー作。

山形県の修験道霊場・月山。その麓の豪雪地帯に…

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3.8

学生運動からドロップアウトして各地のダムを転々として働いている青年が、お世話になった住職の紹介で冬のあいだ山形県の月山にあるお寺をおとずれ、瞑想でもするかのように雪に包まれた寺に閉じ籠り春の訪れと同…

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雪山で凍死と見せかけてワタを抜かれて燻製にされてしまう呪い村ホラーかと思ってドキドキしていたら全然違った。毎日毎日丁寧に割り箸と大根汁を作る滝田祐介もなにかヤバいヤツというわけでもない。バス道路のお…

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森敦の芥川賞受賞作の映画化。
仏教思想に惹かれた青年が月山に登り厳しい冬を村人と過ごす。寺で寝起して過去帖の紙で庵を創ったのはいいが、自分が即身仏になってしまうのではという不安感。
ただ、ラストで寝…

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一
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河原崎次郎がひと冬を月山(がっさん)の部落で過ごすだけのお話。和紙で作った蚊帳が幾度か蚕の繭に例えられるように生まれ直し・再生のイメージや、即身仏がどうこうという宗教的なモチーフは付きまとうが、川島…

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雪に埋もれ外界から閉ざされた月山の麓集落に一冬籠った明青年の見た世界とは。寂れたお寺の寺番で黙々と割り箸作りしてる太助と大根汁の生活。何の目的でやって来たのか不明な明、使い古しの和紙を貼りつないで風…

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深い雪に閉ざされた部落の世界なので
全体雰囲気はかなり暗く寂しい。
淡々とした作品

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