喘息持ちの少年モンチョが担任のグレゴリオ先生との交流を通して成長する姿と、スペイン内戦による悲劇を描く。
モンチョとグレゴリオ先生との関係が尊い。一般的な授業だけでなく、ティロノリンコという鳥の雄…
内戦の虚しさ・・・★4.0
言いも悪いも無い・・・。
心優しい病弱の子供モンチョ(マヌエル・ロサノ)は、老齢の先生グレゴリオ(フェルナンド・フェルナン・ゴメス)によって愛情をもって勉強だけでな…
まだ過去と未来と現在の区別もつかないような幼い頃、僕は何も知らない子供だった。
月がぼくの高い鼻を枕に照らす夜には、天井の格子窓の影と言葉もなく見つめ合って会話をしていた。
幼少の頃からの病が落…
【スペイン内戦時代を背景にした佳作】
1930年代スペイン、共和制がフランコによりくつがえされる頃を時代背景に、引っ込み思案の幼い男の子が老教師との出会いなどをへて外界との接触を始めるさまを描いて…
無知であるが故の、美しさと残酷さ。
未知への探究心も、淡い恋心も。子供は知らぬ間に経験し、成長する。どこかでそれが、離れていくことさえ気付かぬ内に。
蝶の羽ばたきを美しいと思える心もあれば、誰かに…