永遠の人に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『永遠の人』に投稿された感想・評価

「親の因果が子に報う」が、「親の報いは子が晴らす」に、私の印象が変わった木下恵介監督のヒューマニズム映画の力作。阿蘇の小作人家同志のさだ子高峰秀子と隆佐田啓二は相思相愛だったが、隆の出征中に、村の長…

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夫の過ちを許せぬ妻は息子をも許せず息子は母を許さずしかし一人が死際ですべてを許しすべてが許され夫婦は走りだす。
KKMX
4.2

このレビューはネタバレを含みます

 デコ主演、キノケー監督のガーエーを聖地ブルースタジオで鑑賞。いや〜すげぇカルマの深いガーエーでござんした!阿蘇の麓で戦中〜戦後の約30年に渡る、とある夫婦の憎悪の歴史を描いた強烈な作品。いや〜面白…

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ATR
5.0
高峰秀子が最高
内容が大人 フラメンコが異様にマッチしてた

憎しみを赤裸々に話すシーンなんて大人すぎた
終わり方がとても潔くて、ここで終わらせる粋を感じて最高だった。
4.5
映像がとにかく素晴らしい。息を呑むほどに美しくかっこいい。
フラメンコも静かに燃える感じで良い。
カメラワークや構図はさることながら、木下監督は本当に光と影の使い方が上手い。
そして木下監督作品の役者の演技は、全ての作法が一つ一つ丁寧且つ洗練されていて毎度感心してしまう。
フラメンコで盛り立て、章立てされる事で、他人の悲劇こそ最高の喜劇と思わされる。終始ニヤニヤ。東北の寒村とかでなく、カラッとした阿蘇の麓ってのがまた…。
「土台から新しゅうせないかんばい」

No.4551

いやぁ、夫婦が長年いがみ合ってるだけなのに、なんでこんなに面白いのか。

木下恵介って、なんか絶妙に撮り方がかっこいいというか、冷めきってて逆に熱量を持っちゃってるというか、

と…

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雄大な阿蘇とフラメンコ音楽が印象に残る木下恵介の代表作(1962年アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)。当時高2だった田村正和の映画デビュー作としても有名。

金持ち男に恋人との仲を裂かれた(レイプ…

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cuumma
4.5

初恋の人と結ばれることが出来ず、平兵衛(大地主の息子)に辱められ妻となった小作人の娘:さだ子が、四半世紀に渡り、夫と地主という家柄に対して復讐してゆくという凄まじいストーリー

憎しみが更なる不幸を…

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