太平洋戦争末期、北海道の山間にある小さな村で起きた定住者と疎開者による無益な殺戮を冷徹なタッチで描いた佳作。戦時下における村民の抑圧された気持ちがある事件をきっかけに沸点を越え、その矛先が東京から一…
>>続きを読む2025 1207 木下惠介記念館にて、戦後80年特別上映『死闘の伝説』&シネマサロン「木下惠介と戦争の記憶」で観賞。
上映後、静岡文化芸術大学の加藤裕治先生による作品解説付き。
この映画をバイ…
ナレーションは少し怠いものの
冒頭の田舎の綺麗さと、白黒になり、閉塞感と人々の悍ましさが際立つ画づくり。
テーマは普遍性もあり、戦争による貧困が人々の心を蝕み、後半にかけてヒリヒリと悲劇が増殖して…
都会から、北海道の寒村に疎開してきた一家。娘に村長の息子からの縁談を持ち込まれる。息子の戦時中の残虐行為を目撃している帰還兵から、断るべし、との助言で断ったことから、都会と寒村に分断が起こり血が流さ…
>>続きを読む木下恵介監督作品。終戦間近の北海道の閉鎖的な村を舞台にしている。疎開者と定住者の争いを描いたアクション作品。外から来るものを拒み、迫害のターゲットにするという日本の小さなコミュニティならではの陰湿さ…
>>続きを読む昭和20年8月、北海道の寒村に疎開してきた黄枝子に、村長の息子・剛一との縁談が持ち上がる。しかし彼女の兄・秀行は、剛一の戦地における残虐行為を知っていた……。
太平洋戦争末期の北海道を舞台に、村の定…
『楢山節考』木下恵介監督による戦時下の閉鎖的な村で起きた凄惨なドラマ
敗戦色が濃くなる中、不自由な生活を強いられ暴力で支配された村人たちが、疎開者に捌け口を見出だし殺人にまで発展してしまう。
こ…