日本の青春の作品情報・感想・評価

日本の青春1968年製作の映画)

製作国:

上映時間:129分

3.9

『日本の青春』に投稿された感想・評価

amazon 首(1968)レビュー

&

キネマ旬報1968年日本映画7位枠
UCOCO

UCOCOの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

どうしてこれほどの力作が円盤化・配信されていないのか甚だ疑問。

戦地で強い恨みを持った男の娘が自分の息子のガールフレンドになっていきなり戦後20年経った日に登場するストーリーはもちろん「これぞ映画…

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主人公とその息子の二つの物語が交差する構成は見事だった。偶然が偶然を呼ぶ。
後半がやや退屈であった。
一

一の感想・評価

-

傑作。呆気なく国家に命をとられる田中邦衛や変な制服着て現実の悪を体現する佐藤慶が牽引する戦中派のシリアスな反戦ドラマと、主人公・藤田まことのファニーフェイスとナレーション三島雅夫のファニーボイスで下…

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スズキ

スズキの感想・評価

3.8

終始描かれるのは、気弱な小市民の小市民っぷりなんだけど、まあ自分含め大体の人は小市民なので、その辺りは共感するところも多かった。こういうのをテーマに選ぶところが面白い。

今まで藤田まことの良さが全…

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すずす

すずすの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ドラマツルギーが崩壊してますぞ!社会派の反戦風ですが、サラリーマン悲喜劇で、家庭劇で、よろめき不倫劇で、どう観て良いか解らないよ、これじゃ!

戦時下の行為を振り返り反戦を問うメッセージ性に気高さは…

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菩薩

菩薩の感想・評価

4.5

戦中・戦後世代の越え難き断絶を描きながら「諦める事が青春だった」時代はとうに終わったのだと明るい未来に向けての姿勢。耐え難き戦火は受験戦争へと姿を変え、国家・社会・家庭の枠組みの中に押し込める事こそ…

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TagTak

TagTakの感想・評価

4.0

小林正樹は『切腹』のような辛辣さだけでなく、『この広い空のどこかに』みたいな人間讃歌も撮れる才人だと再認識。人間の悪意や弱さを見据えたドラマを面白く活写しながら、随所で噴出するヒューマニズムが涙を誘…

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ユーロの小林正樹特集で見逃して悔しい思いをしていた映画をやっと。
藤田まことは言うまでもなく藤田、佐藤慶のどちらに転ぶかわからない新珠三千代の儚い存在がすばらしい。
mingo

mingoの感想・評価

4.2

遠藤周作の「どっこいショ」を原作とする社会派ドラマの傑作。電車で居眠りするさえない平凡な中年男が井の頭線吉祥寺駅に降り立ち、スーツとカバンと補聴器を装着した藤田まこと、漫画アクションでの連載第1話の…

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