川島雄三急死により急遽、岡本喜八監督に企画が回され、まるで、エンタテインメント映画作家の岡本が、ミイラ取りがミイラになったかの様な作風の大転換を引き起こし、原作者山口瞳の実話に酷似した昭和戦前・戦中…
>>続きを読む▶︎2025年:205本目
▶︎視聴:1回目
江分利満「酒と妻に弱いんです」
何軒目かのバーのママの黒犬話に江分利満氏が「俺はこういうシャレに弱いんだ...」で本当に弱いご様子で、さっさとお帰り…
岡本喜八が描く「戦争」は、楽しく笑いながら観た帰り道に、込み上げてきて泣いてしまう。
戦後の賑やかな高度経済成長期の日本の中で、周りと同じように上を向きたいけれど、常に「戦争」が日常の中にちらつく…
面白い。
主人公による自己弁護的なナレーション、急に挟まる記号的なアニメーション、特撮的な表現、テンポ重視の編集など、なるほど物語シリーズ等に見られるシャフト的な演出の影響元はコレだったのかと感じ…
サントリーの宣伝部員が自分の半生を綴った小説を書くことに。映画の半分以上はモノローグ(=小説の内容)だが、後半は若手社員を呑みに連れ歩く江分利氏の独演会状態。朝まで付き合わされる若手のやるせない表情…
>>続きを読む岡本喜八監督作品。
高度経済成長期、かつては戦争も経験したサラリーマンの悲哀が皮肉混じりのユーモアを交えて描かれる。
「江分利満(えぶりまん)」という名前からも分かる通り、名俳優の小林桂樹が演じ…
高度経済成長期、洋酒メーカーで働く36歳のサラリーマン・江分利満。酒の席で知り合った編集者に雑誌に掲載する小説の執筆を頼まれ、酔った勢いで引き受けてしまう。悩んだ末に自分の生活を小説に書き始める。
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