錦之助が名作と名高い長谷川伸3部作より先に演じた子母沢寬原作の股旅ものでこちらも傑作。
丘さとみの父親で大親分の大河内伝次郎が悪い親分(御多分に洩れず十手持ち)の藤田進に殺されるんだがそのやり方が…
股旅物はあまり好みではないけど、錦ちゃんの作品は別。めちゃくちゃ似合っていてカッコいい。
「もう我慢できねぇ。見てろよ、一人残らずたたっ斬ってやるからな!」
ラストで盛り上がりは最高潮。当時の劇場…
☆画面のこちら側(つまりスタッフ側)の光景が、何回も頭に浮かぶ。やはりマキノの活動屋のイメージがそうさせるのか。
☆弥太郎が舞い戻ってくる辺りから、俄然グルーヴ感が。ただし、緩急使い分けで、急いた展…
旅人の中村錦之助は虎太郎親分(大河内傳次郎)のところへわらじを脱ぐ。そんな縁からはじまる悲喜交々な物語。
前半、親分の娘の丘さとみの表情が可憐!
炊事担当と化しw、丘さとみを支える中村錦之助がいじら…
なんだろう。この「すべてが重なっている」感覚は。役者の動き、ロケーションの選定、カメラの配置、セリフや筋。冒頭のパッと帽子を投げて表裏で進む道を占うカメラワークから、この映画の圧倒的なヌケのよさを感…
>>続きを読む神保町シアターにて鑑賞。粋で、情緒たっぷり、笑いもあり、殺陣も華やかで素晴らしい。次郎長見てもつくづく感じたが、マキノ映画と祭りの相性の良さは尋常じゃない。マジで、映画館で観れてよかった。特集上映あ…
>>続きを読む祭り囃子と地口行灯の言葉が粋でこの上なく映画的。次郎長シリーズでも見られたお面を被った暗殺シーンが効果的に繰り返される。弥太郎がちょっとカッコ良すぎるが、千秋実演じるイカサマ師をはじめとして善玉悪玉…
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