マックス・オフュルス監督の初期作🎥
後年の作品に見られるような流麗なカメラワークは殆ど見られず、淡々と大公と身分違う女性の悲恋を描きつつ、平和と自由を願う映画。
冒頭、「史実ではなく、資料に基づい…
“オーストリア皇太子がセルビアの青年に暗殺されたのをキッカケに第一次大戦が始まった” 世界史授業での無味乾燥な文章の裏側を知る格好の勉強材料でした(無論全て史実とは言えない部分は折込み済み)。188…
>>続きを読むオフュルス1940年の作品。WW1のきっかけにもなったサラエヴォ事件で暗殺されるフランツ・フェルディナンド公とその妻ゾーイ・ホテクとの恋愛をベースに描かれる。舞の場面がないので、そんなにオフュルスぽ…
>>続きを読む第一次大戦の引き金となったサラエヴォ事件で暗殺されるフランツ・フェルディナンド公とチェコ令嬢ゾフィーの悲恋を、女性映画の巨匠マックス・オフュルスの"究極の移動キャメラ"で描いた日本未公開作品。
舞…
大公と公爵夫人を待ち受けるのは貴賎結婚による差別と第一次世界大戦の引金となったサラエボ事件
どちらかだけ死ぬなら2人とも死ぬ
そういう刹那的な感覚で生きてる2人を見てると同じく王族の禁断の愛によって…
「マイエルリンクからサラエヴォへ」
冒頭、オーストラリア=ハンガリー帝国の皇位継承。革新的なイデオロギー、チェコ人の伯爵令嬢との恋、身分違い、困難。今、サラエボ事件を背景にした2人の悲恋が映される…
《De Mayerling a Sarajevo》
On 28 June 1914…
In 1273, Count Radbot's seventh generation descendant Ru…
たしかに貴賤結婚とサラエボ事件に因果関係を持たせない手はないと思うが、皇太子のイデオロギー描写もハプスブルク家の伝統との対立も黒幕の暗躍もぜんぶ中途半端。運命の分水嶺的な場面でひたすら乗り物をからま…
>>続きを読む全体の演出としては良くも悪くも同時期の明日は無いと共通した印象を覚えたのだけど(時間の飛び具合とか映像の流麗さとか)、20世紀初頭のオーストリア皇太子が主役ということもあって衣装や美術に後のヴィスコ…
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