地獄に堕ちた勇者どもの作品情報・感想・評価

「地獄に堕ちた勇者ども」に投稿された感想・評価

格調高い、という言葉がいかにもしっくりくる重厚な一族ドラマ。全体主義の中で崩壊していく肉欲と愛憎のデカダンス。スタイル的にはリアリズム調で話としては分かりやすく面白い。2時間半も許せます。マルティンくんマザコンとロリコンを同時に拗らせるとは業が深すぎるだろう…とか思っていてごめんなさい、後半はいい感じになってました。
寿都

寿都の感想・評価

4.6
難しいよ、むかし観た時もちんぷんかんぷんだった。8月に観る映画として相応しい反戦映画だ。全体主義はここまで個人を腐らせる。圧倒的不正解。こんな腐臭漂う退廃世界は、ヴィスコンティ映画とエログロ漫画のなかだけで充分!ナチス制服を超える衣装はないな。幼児が首吊りなんてするかなぁ…?
tomoya

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4.8
The デカダンス。
随所から退廃的な雰囲気が漂ってくる。
シャーロット・ランプリングが美しい!
Qちゃん

Qちゃんの感想・評価

3.6
ミラノ公ビスコンティの血をひく超名家出身の大監督の最高傑作といわれる作品。陰謀と野心の犠牲となり消えていく者たちの破滅と絶望、ドイツの退廃が全編から漂ってくる。性的倒錯者の息子の役を演じてた人が凄かった…。この映画で初めてナチス内で親衛隊と突撃隊の激しい対立があったことを知った次第。
tonemuff

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3.7
ヘリオガバルスと「悪霊」のスダヴローギンを足した様なヘルムートバーガーのキャラが良い。
全体的に退廃みが凄い。
ヴィスコンティの中でも、ちと分かりにくい部類に
印象的なシーンも少なかった
この作品に限らずヴィスコンティ作品って文学的な格調高さとか撮影にも美術にも衣装にも美しさが感じられるんだけど、どこか好みに合わないところがあって物足りない感を覚えた。

でも葬式のシーンに検閲のシーン、そして長いナイフの夜のシーン等記録映画的で良い映像の場面もそこそこあったから、人によれば最高の映画にもなり得るだろうというポテンシャルは好みでなかった自分でも感じられた。

それにしてもダーク・ボガードとシャーロット・ランプリングが被ってたり同じナチスものだったりと、リリアーナ・カヴァーニの愛の嵐はこの作品を意識して作られたのだろうか。
ナチス台頭期を舞台に、鉄鋼業を資本とするドイツの男爵家の権力争いを退廃的ムードで描いた歴史ドラマ。ストーリー展開はドロドロして昔の昼ドラっぽい。ビスコンティ作品の中ではややキャラクターのシェイプが弱く、スタートからしばらくは顔と名前が一致しない。美術や衣装が素晴らしく、特に女の指を彩るサファイアやトパーズなどの宝石が美しい。終盤のナチズムの本質である純粋性が貴族的退廃を凌駕していく苛烈さ、どす黒くコクのある味わいがたまらない。ヤ×ハ音楽教室や、シャ×エッセンのCMの音楽のルーツがわかる。
2018.5.3 DVD(字幕)
背徳の極みとされる映画だけど、予想の斜め上を行く。
そのものズバリの描写はないけど、AVでも厳禁なシーンがあちこちに。でもヴィスコンティ監督だから見事にアートに昇華して、えげつなく感じない。三島由紀夫が絶賛するのも分かる
年配の方に薦められるけど、ヴィスコンティの世界観はどうも苦手。ヘルムート・バーガーが妖艶で猫みたい...あやしい美しさ。
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