ヘンリィ五世の作品情報・感想・評価

「ヘンリィ五世」に投稿された感想・評価

上旬

上旬の感想・評価

3.0
【第19回アカデミー賞 作品賞他全4部門ノミネート】
シェイクスピア『ヘンリー五世』の映画化で、『ハムレット』『リチャード三世』と続くローレンス・オリヴィエ監督・主演の「シェイクスピア三部作」の一作目。

というか二作目の『ハムレット』が白黒映画なのに一作目のこれはカラーなのか、逆だと思ってた。

「舞台でヘンリー五世をやる」という体裁をとりつつ、実景へと移り、更に最後は舞台へ戻るという変わったつくり。ローレンス・オリヴィエは監督としては普通に上手いと思う。

もろセット、という感じだけど舞台という体なのでそこはあまり気にならないようになってる。衣装や美術のシェイクスピアらしい格調高さは素晴らしい。

ただやっぱり話自体がつまらない。『ハムレット』はローレンス・オリヴィエの演出のしがいがあっただろうし、資質と合っていてよかったんだけど、今作は話に起伏がなくどうにも退屈。「これ意味なくない?」というシーンや登場人物も多い。

でも戦闘シーンの長回しとか格調高い演出やローレンス・オリヴィエの存在としての気品は流石で、まあそこそこかな。駄作ではないけど凡作。
e

eの感想・評価

-
口上がいることを駆使した面白い演出。ロンドンの俯瞰図から始まってシェイクスピアグローブの舞台にクローズアップする。舞台上で劇が始まったかと思うと「想像してください」という口上の台詞で実際の荒野に舞台が移る。対戦中イギリス軍を鼓舞するために作られた"虚構"のヘンリー五世。
qwerty6

qwerty6の感想・評価

4.4
the mixture of a play within a play of
《The Life of Henry the Fifth》
(1599)
by
Shakespeare(1564-1616)
and a play itself

Henry V(1387-1422)
r.1413-22

Hundred Years' War:1337-1453
Battle of Agincourt:1415
treaty of Troyes:1420

Joseph Canteloube(1879-1957)
《Chants d'Auvergn》
(1930)

in 1600/1413
No.177[舞台と映画、融合の失敗] 40点

一枚の白い紙が青い空に舞ってるのから始まるってブレッソン『やさしい女』じゃないか!と勝手に興奮していたが、もちろん全然違った。ヘンリー五世時代(劇中劇)→シェイクスピア時代(劇)→現在と二重に重ねるのは、シェイクスピア時代の観客の反応を取り込みたかったからと見受けるが、この時代の観劇や役者の姿勢などを知ることが出来るのは興味深いとはいえ微妙。途中で客席に雨が降り込むのはバグなのか仕様なのか分からん(もしや4DX?!)。複雑な家族関係を説明する大司教役の役者がカンペガチ読みで、それを観客に爆笑されていたとこは笑わせてもらった。しかし、その後予想通り劇中劇という縛りプレイから都合よく外れていき、石畳の道路、馬、船、城などやりたい放題になる。『オーソン・ウェルズのフォルスタッフ』みたいな室内劇のダイナミズムを感じることもなく、舞台と映画が水と油のように分離している。それなら最初に劇中劇を意識させる意味も分からない。

最後の決戦で矢が飛ぶとこが漫画みたいで笑った。色調もマイケル・カーティス『ロビンフッドの冒険』みたいな奇妙なものなので、ローレンス・オリヴィエのシェイクスピアシリーズは『ハムレット』で十分。あれは面白い。
lemmon

lemmonの感想・評価

3.0
物語に興味が湧かなかったが、映像はとても美しく、何よりオリヴィエが美男子。彫刻のようなお顔立ちで、コスチュームプレイはほんとよく合う。

過去鑑賞したときのメモで「ハムレット」を絶賛してたので本作を初めて手に取ってみたが、心理描写が巧みだったと記憶するハムレットに比べると、こちらは物語が淡々と進むイメージ。

原作がそうなのかも?読んでいないのでわからないです🙇‍♂️。

舞台演目から、想像力を膨らませて、途中から舞台装置無視で演出が繰り広げられる。
最初から最後の最後までこだわりが見え、好感度の高い作品でした。
普通のシェイクスピア戯曲の映画化と思っていたから結構意外性があり驚いた作品。

まず金獅子賞とアカデミー賞を受賞したハムレットの前に撮ったローレンス・オリヴィエの初監督作品だっていうのにカラーで撮られていたのが予想外で本当にハムレットの前だったかと疑ったくらいなのだけど、それだけでなくいきなりシェイクスピアがいた頃と思しき時代の舞台から始まっていたのも驚きだった。

そしてそこから戯曲がちょうど生まれた頃くらいに舞台で演じられているヘンリー五世という設定で映画は展開していくのだけれど、そのおかげで一見チャチな美術も演劇を再現したものとしてしっかり機能していたようにも見えて感心した。

しかもそれでいて屋外になるとメタ的かつ大胆なナレーションを挟みつつも合戦シーンとか結構見応えのある演出がされたところばかりになり、演説とか敵の進軍における長回しも面白かったのでそのギャップも中々良かった。

シェイクスピア喜劇らしく会話の部分も多くてそこは眠りそうになったが、役者が初めて監督をした映画とはとても思えない実験性の強い趣向は体験として実に面白いものがあった。
どなべ

どなべの感想・評価

2.0
映画内劇という形をとることで大がかりなセットや大量のエキストラも使わずに歴史モノの映像化に成功してる点は偉い
ただ話し方は特殊すぎるし、イギリスの歴史知らないと固有名詞は何から何まで滑るので、本当に、本当に辛かった 見終わるのに4日かかった
CHIHIRO

CHIHIROの感想・評価

3.3
大学の授業のために鑑賞。
芝居小屋の舞台から観客の想像した光景に移るところが好き。
劇と映画を融合させた快作。映画と劇それぞれの良いところを取り入れ合っている。

合戦シーンを様々なショットとアングルで、リアルに、躍動感あるものにする事。画面の深さは映画にしか出来無い。

実際に舞台の上に演者のいる空気感、舞台上でのハプニング、そして即興は演劇にしか無い。
犬

犬の感想・評価

3.4
友人

百年戦争で劇的勝利を収めたイングランド王ヘンリー5世を主人公にしたウィリアム・シェイクスピアの同名史劇の色彩映画化

ローレンス・オリヴィエが主演し、初監督をした歴史もの

当時は第二次大戦中のため、戦意高揚的な場面が多々あり

基本的に会話が多い
あと、叫んで皆に呼びかけるシーンも

壮大な話ではあった
ただ、ヘンリィ五世の為人やスゴさがあまり伝わってこなかった

冒頭、喜劇みたいなのが始まります
そして終盤に戦闘シーン

この時代に、この美術とかはスゴいと思う

時代背景とか国の勢力関係、〇〇何世とか知ってたらもっと楽しめたかも
>|