ヒューマニズム作品。
正男。結局、生き別れた母親に会うという旅の目的は果たせなかった。
だけど、旅の途中で菊次郎とあらゆる悪事を働いたり、個性豊かなひとたちと出逢ったり、たくさん遊んだり。正男も菊…
子供の頃の夏休みってすごく退屈で、どうやって時間を潰すかの工夫に溢れてて、終わってみるとなんだかんだ楽しかったって思えるような。
そんな昔を思い出す。
ひょうきんなたけしの、不器用な優しさに溢れてる…
北野作品の中で個人的には一番好みかもしれない。
旅の中で正男と菊次郎の関係性が徐々に親子に近しいものに進展していく様や、もう会うことはないかもしれないけれど一瞬一瞬を無邪気に楽しむ周囲の大人たちと…
ダメな大人だけど優しいおじさんと少年のひと夏の冒険!
特別面白いとか感動する!って訳ではないが泣いてしまう。
昔懐かしい夏休み感とラストの菊二郎のセリフ…
そしてやっぱり曲が素晴らしい。
途中はほぼ…
お母さんが別の家族と家から出てきた瞬間が好きなシーン。
その前段のシーンで、「お前のお母さんきれいだからな。お前のお母さんと結婚しちゃったりして」と、いつもの武の調子のジョークを飛ばし、明るく笑顔…