一期一会の出会いのなかで生まれる絆や不思議な思い出をビートたけし節も使いながら淡く描いた作品。久石譲の音楽が良すぎるのはもちろん、菊次郎の少し不器用でイかれた感じがいいアクセントになっていて独特の空…
>>続きを読む「菊次郎の夏」は、少年とおじさんが特別な「夏休み」を過ごす作品だ。
北野監督作品らしくちょっとのバイオレンス、シュールなギャグはあるが、ロードムービーとしても北野作品としてもとても見やすい作品だった…
てっきり疑似家族的な父性の物語かと思いきや、北野武演じる菊次郎の子供時代を取り戻すような内容だった。正男が母親に会った(?)ところで「ここで終わりでいいじゃん」となったけど、むしろそれ以降が大事…
>>続きを読む久石譲の音楽がこれほどまでに似合う映画を、芸人が撮れるということにまず驚く。
北野武ならではのユーモア、バイオレンス、そしてその中に滲む優しさ。
どうしてもドラマチックに撮ってしまいがちな部分を、さ…