エロスとタナトスの映画だった。
度々出てくる人々が、実はラストの展開に有機的に働いている。特に夫婦喧嘩してる客の奥さんが出て行った時の、2人の価値観の違い。こういうのって、下手なセリフでワザとらしい…
Male gazeの象徴みたいな作品だけど、好きか嫌いかって聞かれたらすごく好きだった。子供の頃から床屋の女性に特異な憧れを抱いたまま歳を取ってきたAntoineと、その理想を体現したような女性Ma…
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幼い頃の夢と純粋な女性への好奇心、恋い慕う気持ちを持ったまま成長した男は、
理髪店の女性に出会った当日プロボーズする。
男の夢が現実になるような、こんなこと有り得るのだろうか…という夢物語でもある…
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前に読んだ本かコラムで、江國香織がこの映画について語っていて、ずっと見てみたいなと思っていた一本。
別に奥さん最後死ななくても満足だったのに!
それまで官能小説を読んでるような気分だったのに!
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