胎児性患者の少女と医師との海辺の会話。同じ胎児性患者の車椅子の少年と縄を巻かれた印象的なシルエットの岩を背景に治癒の望みない手術について会話が交わされる、カメラはパンすると桟橋の少年と停泊する漁船を…
>>続きを読むリハビリ施設の明水園の胎児性水俣病患者を中心に撮った傑作の中の傑作。
みんなも言ってるが、海岸での患者の少女と医師の対話を背後から撮ったショット、とカメラのパンの場面はこの世に現存する全ての映画の中…
土本典昭・小川紳助監督作品連続上映にて。土本典昭監督の水俣シリーズの集大成。
水銀に犯されながらも海が徐々に生命を取り戻してゆく中、裁判勝訴の後も終わることのない患者たちの生活と苦悩に迫る。
不…
16㎜フィルムで昭和49年撮影したせいか、画面はゆるいというか粗め。
マイク使っているけど、患者さんがうまく喋れず、方言もキツくて話してる内容はよくわからない。
戦前からのチッソの来歴を地元の人…
私が水俣病事件に関心を持つなかで、とりわけ強く印象に残ったのは
ユージン・スミスの写真集『Minamata』(1975年)、
桑原史成の写真(1962年9月15日、富士フォトサロンで写真個展「水俣…
水俣の彼らを映画のための被写体として使うことを徹底して避ける努力がみえる映画。
撮る側と撮られる側の力関係に自覚的なドキュメンタリー。撮られている側は不自然にカメラを意識し「撮られる」必要がない。…
二回目 シアターセブン
「…しかし、足ぶみこそ、歩き方をみつける前の能動的動作と思いたい。それが私にとっての記録行為なのであろう。もし、私が、劇映画より記録映画の方が好きだとしたら、それは、私のこの…