本日の巣ごもり鑑賞。
28歳で戦病死した山中貞雄監督の、作品として残っている三本の映画の一つで、監督の遺作。
江戸下町の貧乏長屋、そこに暮らす粋な悪党・髪結新三と愚直な浪人・海野又十郎それぞれの不遇…
○立場による「面子」「顔」というのを見るのが面白い。
○中盤以降、侍が百姓に、百姓が侍のようになっていく過程が素晴らしい。
○冒頭に侍が腹を切らずに首をくくる話が出てくるが、こっちの侍は妻に殺さ…
いきなり首括りで始まるがあっけらかんとして結構笑える
町人はいつでも楽しそうだが、侍は暗いな•••
雨の中に立ち尽くすシーンの迫力半端ない
呆然とした奥さんの後ろ姿も良い
結構台詞が聞き取りづ…
めちゃくちゃおもしろい。
みんな思うだろうが、映画や映画づくりのお手本も専門にする人もいまとは比べものにならないくらいわずかしかない時代によくこんなものが作れたな。しかも20代だなんて何者。もったい…
やば!人の希望に対する限界を描いた映画
群像劇かつ超リアリズム
緻密な相互性のある脚本に練られた構図
再現性の高い美術!
世に人は翻弄され
質屋の娘と番頭の恋、浪士夫婦の願い、髪結いヤクザ者の行く…
『百萬両の壺』の裏を返したような話。3本しか現存しない監督について天才だ天才でないとはじめるのはさすがに居酒屋めきすぎるにせよ、山中貞雄のテンポとモダンさはいつも凄まじい。ケレンが少ない分、マキノよ…
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