燃える鼠を閉じ込める籠をパーヴェル・ナザーロフが破壊すると、火鼠たちが一斉に散らばり掘立小屋のひとつが炎上、さらに爆発まで起こるクライマックスが凄すぎ。気絶したナザーロフが起きて小屋を覗くと室内にあ…
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この映画のせいで元気なくなった
見終わったあと、世界との距離が遠く感じる
モラルがどうとか、いいとか悪いとかでもないし、こんなことまでして撮る気概が、いや傲慢が、すごいとかでもない…
『動くな、死ね、甦れ!』観てないのでよく分からなかったが、とにかく画が強固でソクーロフやタルコフスキーと似たロケーション極振りの映画。
霧、船の蒸気、黒煙などスモークに吸い寄せられ続ける主人公の丁度…
『動くな、〜』のモノクロからカラーに変わるが、荒涼とした風景に変化はない。靄がかった青、汽車の白煙、すべてを飲み込む黒煙。おぼろげな背景の中で這いずり回る人々もまた前作通り。
少年と少女は年相応の欲…
とても切ない終わり方… けれど誰しも感じたことのある孤独感というものの描写が秀逸でラストのカットまで見入ってしまった。
主人公・ワレルカの、少年から大人に変わる頃だからこそのイノセントさと、危うさ…
たしかに映像は途方もなく素晴らしかったりするのだが、この監督を心から好きにはなれなかった。特に照明や暗い色調は素晴らしいが、それに対して音楽の使い方は不誠実ではないだろうか。現実をみつめる存在として…
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