国民の秩序を守るための法が人権、人としての存在をアイデンティファイする。ではその法の網目から零れ落ちる命は粗雑に扱われても良いのか?彼らなりにその立場に居着く他ない事情もあるのかもしれない。
そうし…
良心(consciousness)がテーマの映画。
父から貰った指輪を売り、父にロックをかけ文字通り父という鎖から逃れ、真実と良心に向き合おうとする少年。
私個人は良心とは環境によって育まれるものな…
ダルデンヌブラザーズ。イゴールが本当のことを言った瞬間突然来るラスト、アシタの表情と拍子抜けな落ち着きが絶妙。最悪な父親のもと最悪な世界で逞しく生きるイゴールの、若さゆえの純粋さと弱さがよく表現され…
>>続きを読む不法移民の滞在者を斡旋する父親の助手をしているイゴール君が父親と別れるお話。
昔の作品だから退屈ではあるものの、印象的な場面が多くて記憶に残る作品だった。
物語の冒頭で盗んだ財布を埋めるところから…
素晴らしい。
エンディングが最高すぎて・・・
最後の、告白のタイミングやそれを聞いているアシタの背中。帽子を取ったり、そのまま顔を見合わせて、言葉を発することもなく、ただ歩いていく二人の背中。
…
イゴールの行為は正直エゴだと思っていたが、歪ながらも絆や愛とも呼べるもので固く結ばれていた父親との関係を自ら断ち、最後地下通路でアシタを追って並んで歩き始めたのをみると、それはもはやエゴではなく、本…
>>続きを読むクリームさんのレビューを拝見して、興味を持ち鑑賞。なかなか面白い作品だった。1996年の作品だが、全く知らなかった。恥ずかしながら、ベルギーの不法移民の実態も初めて知った。物語は15歳の少年の心の変…
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