【1979年キネマ旬報外国映画ベストテン 第4位】
『ベニスに死す』ルキノ・ヴィスコンティ監督の遺作。ダヴィッド・デ・ドナテッロ賞では作曲賞を受賞、日本では1979年に修正版が公開されキネマ旬報ベス…
ヴィスコンティの貴族的退廃的な美の極地。
どのショットも絵画のよう。
浮気を妻に話して憚らない夫。
妻も義弟の友人と恋仲になり、子供を宿してしまう。
他人の子供に愛情を注ぐことはできないとひっそり…
とにかく衣装がステキでシーンが変わるごとに出てくる本妻と浮気相手の衣装に終始目が釘付け。それだけでも観る価値アリ。
子供を失ったことがわかって倒れた妻の声色が突然変わったのには吹いたw
話は単純だけ…
フェンシングを終えたトゥリオ・エルミル伯爵は侯爵のサロンで行われているピアノ・コンサートに顔を出す。そこには妻ジュリアナと愛人のテレサも出席していた。テレサはトゥリオを見つけると中座し“あんな女(ジ…
>>続きを読むこれぞ映画という感じ。
エンドロールで思わず拍手。
濃厚な舞台を観せられた感じ。
こういう自分とはかけ離れた生活様式を見られるのが映画の醍醐味だなぁと思う。
衣装から舞台セットまで隅々まで見応えが…
ルキノ・ヴィスコンティ。
世界の巨匠としての名を思うままにする映画監督の1人、というのは映画を観る人なら誰でも知ってるでしょうね。自分も生意気で精一杯背伸びしていた高校生、大学生の頃(当時はレンタル…