春の雪の作品情報・感想・評価

「春の雪」に投稿された感想・評価

若尾文子出演作品なので観た。 
行定勲監督作品、若尾文子は冒頭と終盤に尼僧役での出演。登場は、橋の上でのロングショット。 

「ゆったりと流れる映像」で描かれた大正時代の華族社会における恋愛映画。三島由紀夫原作。 

清顕(妻夫木聡)と幼なじみの聡子(竹内結子)は相思相愛なのだが、清顕が子供っぽいためか、素直に愛し合えない。しかし、聡子が宮様と婚約した途端、清顕は聡子に会いたい気持ちが抑えられずに会った上で、聡子と肉体関係を持つ。
そして……。

「無声映画上映会」の場面があったり、公道で接吻していた清顕と聡子の横を軍人が行進する場面は大島渚監督『愛のコリーダ』を思い出させ、大阪行きの列車に乗った聡子をホームで追いかける清顕の場面は(聡子が手を振らないものの)D・リーン監督『旅情』を思い出させるなど、映画愛を感じる場面が多々みうけられた。 

とりわけ印象的だったのは、「オルゴールの響く場面」。久しぶりに「オルゴールはイイものだな」と思えた。 

2時間30分と長尺、且つ、ゆったりした映画なので、時間と気持ちにゆとりがある時に観る映画だと思う。
『瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ』
milkypan

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4.2
世界観が好き。自分でも気がつかないうちに好きだったのね。
プライドを優先すると後で後悔するんだなと思う
Canape

Canapeの感想・評価

2.8
記録 意地。逢瀬。雪。原作が好きだからちょっと別物に感じるところも。キャスティングがしっくりこなかったのかなぁ。原作未読だったらもう少し楽しめたのかもしれない。でもやっぱり切ない。映像は綺麗。
Be My Last/宇多田ヒカル
じろ

じろの感想・評価

3.5
美しいが、続編は本田がやばいから見たいような見たくないような。
大正時代初期。
侯爵家の松枝清顕(妻夫木聡)と伯爵家の綾倉聡子(竹内結子)は幼馴染でお互い密かに恋していた。
しかし清顕は聡子の気持ちに応えられない。
そこへ聡子に宮家の洞院宮治典王殿下(及川光博)との縁談が持ち上がる。
聡子は清顕に手紙を書き気持ちをしたためるも清顕は読まずに捨ててしまう。
殿下と聡子の婚約が決まった時に清顕は初めて聡子に気持ちを・・・。

三島由紀夫原作作品。
この時代の恋愛なのか、三島作品だからなのかすんなり行かない恋物語にやきもきする。
お互い想いあってるのだから素直に受け入れれば何も問題ない。
ま、そんな事言ったら身も蓋もないんですけどね。

簡単に手に入るよりも、敢えて難しくなった時に本腰を入れるってのも分からなくもない。
窮地に立たされて初めて大切な存在に気付くというか。

終盤30分近く竹内結子の姿を一切見せないという行定監督の演出も見事だと思います。
下手に見せたら安っぽくなったかもしれない。

大正の世ならではな悲恋でした。
三島由紀夫の作品に興味を持ち、勧めもあって視聴。
大正初期の高貴な身分の人たちの恋愛物語に、始めは世界観への没入が難しかったが、映像の煌びやかさとセットとは思えない豪華絢爛さで知らぬ間にどっぷり。
主人公の清顕の身勝手で嫉妬深いながらも、純愛を貫こうとするストーリーに三島文学が感じられた。
Miki

Mikiの感想・評価

3.5
許されない恋と2人の結末に胸が痛くなった。

宇多田ヒカルの曲がこの映画の世界観にすごく良く合ってた!
k

kの感想・評価

3.7
-許されない恋、結ばれない恋、逢瀬を重ねる度に深みにはまっていく二人はついに破滅の道へ。
-大正時代の貴族階級の品のある世界観
-瀬を早み……来世で一緒になれる事を願う。
-原作の「豊饒の海」を読んでみたい
-画が美しい。撮影リー・ピンビン。
katie

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3.3
皇族の婚姻モノということもあり、おっとりしているようで大胆な聡子ととにかくナイーブで稚く性急な清顕に、○○様と○○さんを連想してしまいました。。

三島由紀夫作品らしく、一筋縄ではいかない人物が多数。
特に老女達がいい味を出しています。
清顕の祖母と使用人の蓼科の肝の据わり方が素晴らしい。
美輪明宏曰く、本作の竹内結子はまさに華族のお姫様の雰囲気だそうです。
全体的に格調高く凛とした雰囲気が漂います。
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