憂国に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『憂国』に投稿された感想・評価

ぴよ
5.0

このレビューはネタバレを含みます

(35mm)
まさかのシュルレアリスム映画。

作家論に大きな示唆を与えるので、すべての小説家は短くてもいいから映画を撮ってほしい。

普段に比べて客層が圧倒的に若かった。
4.2

三島由紀夫のロマンを詰め込んだような映像でした。
確かに他のレビューがあったように、自己満足の作品ではありますが、
彼が目指していた人や情景に対する美や、彼独特の表現を改めて感じることができました。…

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5.0

このレビューはネタバレを含みます

マンレイのようなミニマルなアートフィルムの趣き
終始美しくて感動した
抽象的な表現がとても好み
能舞台に「至誠」の大きな文字だけのシンプルなセット
ラストの二人が枯山水になっていることや
美しくスト…

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5.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公は陸軍中尉。二二六事件の際、周りの同僚たちは新婚の彼を気遣ってクーデターに誘わなかった。それにより、軍に残った中尉は、かつての友人たちと対立することに。国への忠誠心に従って友人たちを殺すか、あ…

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cuumma
4.2

三島の文学には、自決への憧れがよく顔を出す。
本作、同名の短編小説を、三島が主演、監督・製作を務める

エロティシズムと死へのエクスタシー
身を捧げてきた皇室や国家や軍

数年のちには三島は現実のも…

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このレビューはネタバレを含みます

ワグナーのかの有名な『トリスタンとイゾルデ』から抜粋された不協和音は、人間の野蛮性をまざまざとさらけ出し、官能と暴力の渦を誘いだす。この死の音楽は、──と言ってもよければ───淡々と終末間近まで流れ…

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三島の監督脚本主演作。高校生の時、東急ジャーナル(のちの東急レックス、渋田東急3)で観た。50円の入場料だった。併映は文化映画「鹿児島の旅」。この劇場は、当時文化映画、短編の専門館だった。なぜかガラ…

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4.5
実験映画のごときアヴァンギャルドな腹切ショー。エロスとタナトスに溺れる
浮遊
5.0
涙がたくさんでた 手足放り投げて口あけたまま魅入ってしまった、栄養
空白
4.8
2人の行為の姿はエロチズム的なものをあまり感じさせず美の象徴のようなものを感じた。三島の切腹もとても美しく感じた。

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