このレビューはネタバレを含みます
三島由紀夫のロマンを詰め込んだような映像でした。
確かに他のレビューがあったように、自己満足の作品ではありますが、
彼が目指していた人や情景に対する美や、彼独特の表現を改めて感じることができました。…
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マンレイのようなミニマルなアートフィルムの趣き
終始美しくて感動した
抽象的な表現がとても好み
能舞台に「至誠」の大きな文字だけのシンプルなセット
ラストの二人が枯山水になっていることや
美しくスト…
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主人公は陸軍中尉。二二六事件の際、周りの同僚たちは新婚の彼を気遣ってクーデターに誘わなかった。それにより、軍に残った中尉は、かつての友人たちと対立することに。国への忠誠心に従って友人たちを殺すか、あ…
>>続きを読む三島の文学には、自決への憧れがよく顔を出す。
本作、同名の短編小説を、三島が主演、監督・製作を務める
エロティシズムと死へのエクスタシー
身を捧げてきた皇室や国家や軍
数年のちには三島は現実のも…
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ワグナーのかの有名な『トリスタンとイゾルデ』から抜粋された不協和音は、人間の野蛮性をまざまざとさらけ出し、官能と暴力の渦を誘いだす。この死の音楽は、──と言ってもよければ───淡々と終末間近まで流れ…
>>続きを読む三島の監督脚本主演作。高校生の時、東急ジャーナル(のちの東急レックス、渋田東急3)で観た。50円の入場料だった。併映は文化映画「鹿児島の旅」。この劇場は、当時文化映画、短編の専門館だった。なぜかガラ…
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