憂国に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『憂国』に投稿された感想・評価

諸々
3.9
「マジすか?笑」と半笑いになっちゃうところも含め、シュレーダーのmishimaよりいい気がする
3.8

ベラ・バラージュ著「視覚的人間」より映画の芸術化運動が行われ、その運動に川端康成が参加し「狂った一頁」が制作された。
前説があるだけでサイレントの本作は、その運動の延長線上にあるように感じ、三島と川…

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3.8

二・二六事件を背景に苦渋の決断を強いられ自死を決意する陸軍中尉が妻と心中を遂げるまでを描いた全編サイレント作品。

原作、監督、脚本、主演・三島由紀夫。セルフプロデュース作なだけに随所にこだわりを感…

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このレビューはネタバレを含みます

2025年11月 シネマヴェーラで
・極私的なプレイを見せられたような。
・演技ができないからこそ、アップで切り取られたアクション、ストップした型で繋げていくのは演出として上手いな、と思った
煙
3.9

第一章。手。短剣を持つ手。巻物を広げる手。愛撫するようなオーバーラップ。画面外から可愛い小さい置物に向けて伸びる手。
第二章。眼差し。鶴岡淑子の視線の先。目の表情。軍帽のつばで見せない三島由紀夫の目…

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MIC
3.4

シネマヴェーラで鑑賞。
三島由紀夫自身が監督、主演をしているだけあって原作の雰囲気そのまま。
肌に浮いた汗、血に染まる白い着物、しきりに映し出される「至誠」の掛軸、こういった描写のひとつひとつに三島…

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三島の美学が詰まっていた。切腹シーンが生々しくて耐えられなかったけど、映像の空間美やワーグナーの音楽、肉体を確かめ合う男女のシーンが良かった。「至誠」の文字が印象的。
3.5
Rec.
❶25.11.15,シネマヴェーラ渋谷(35mm)/特集「三島由紀夫生誕百年記念」
3.9

このレビューはネタバレを含みます

本作品は、特に切腹描写が色濃ゆい。

映画も三島自らが主演と演出を張っていて、自衛隊市ヶ谷駐屯地での切腹も相まって
並々ならぬこだわりがこの作品には込められているのかなぁと勘繰った。

ある意味三島…

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原題『憂國』 (1966)

監督・脚本・美術 : 三島由紀夫
演出:堂本正樹
撮影 : 渡辺公夫
音楽 : ワグナー(『トリスタンとイゾルデ』)
出演 : 三島由紀夫、鶴岡淑子

1970年に陸上…

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