このレビューはネタバレを含みます
深い。なんとも辛く切なく悲しい。
戦争がもたらしたもの、と言われればそうなんだけど、これは復讐劇。
主人公カルロスが孤児院に連れてこられたところから始まり、いじめを受けながらも友達をかばうなど真っ直…
ギレルモ・デル・トロ監督作の中で、最も暗い雰囲気を持つ映画だと思う。スペイン内戦下の孤児院を舞台としたゴーストストーリー。
監督3作目ながら、その後の作品に通じる要素がそこかしこに散りばめられてい…
大人向け童話映画と言えばコレ。
不発弾、古びた写真、琥珀の中の昆虫、そして孤児院に関わる全ての人々。囚われの身であるこれらが象徴的に列挙され、そこから逃れることの出来なかったものはやがて亡霊となる。…
スペインの内戦の中ある孤児の施設に連れてこられた少年はそこで居ないはずの少年の姿や声を聞く 初めは怖がっていた主人公だが少年の霊は何かを訴えていた ここで大勢の人が死ぬ… と
ここの大人の金塊をめ…
スペイン内戦時代の孤児院が舞台。オーソドックス展開のホラーだが、庭の真ん中に突き刺さった大きな不発弾(心理的メタファーとも思える)や、過去の経緯を想像させる怪しげなアイテムなど映像の作り込みが雰囲…
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監督の全ての作品を観た事がある訳では無いが、今の所1番好きな作品。
とにかく世界観が好み。
映像が美しい。砂漠の漢字が特に印象的。
ストーリーもデルトロ監督は「やっぱり怖いのは人間だよね」系が多く…
内戦下におけるスペインが舞台というだけあって『パンズ・ラビリンス』に通じるものがある。 カザレス先生の幽霊なんて戦争の恐怖が生み出す幻にすぎないだという台詞にもどことなくそんな雰囲気がある。『パンズ…
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