最新作『フランケンシュタイン』に期待を込めての過去作レビュー。
親を亡くし荒野の孤児院に連れられてきた少年カルロスが体験する奇怪な現象と、徐々に明かされていくかつての孤児院の秘密。
ホラー要素は控…
パンズ・ラビリンスの片鱗。
シェイプ・オブ・ウォーターより少し上としたのは、こちらの方がストーリーにおいてシェイプ・オブ・ウォーターより予想のしにくさがあったから。
あちらは予想において簡単でしたか…
一応「ホラー」映画ということにはなっているが、実態としては、クリーチャーや怪奇現象を全面に押し出したり、色んなギミックを駆使してこちらを驚かせたりするようなありふれたものではなく、人間ドラマという…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
深い。なんとも辛く切なく悲しい。
戦争がもたらしたもの、と言われればそうなんだけど、これは復讐劇。
主人公カルロスが孤児院に連れてこられたところから始まり、いじめを受けながらも友達をかばうなど真っ直…
ギレルモ・デル・トロ監督作の中で、最も暗い雰囲気を持つ映画だと思う。スペイン内戦下の孤児院を舞台としたゴーストストーリー。
監督3作目ながら、その後の作品に通じる要素がそこかしこに散りばめられてい…
大人向け童話映画と言えばコレ。
不発弾、古びた写真、琥珀の中の昆虫、そして孤児院に関わる全ての人々。囚われの身であるこれらが象徴的に列挙され、そこから逃れることの出来なかったものはやがて亡霊となる。…