1955年製作の映画)

製作国:

上映時間:120分

ジャンル:

3.7

『狼』に投稿された感想・評価

「無産階級に声なし」といいつつ、乙羽信子の表情はうるさいくらい声だらけだけどな。みつくちがそんなに珍しいというのはお前ふざけてんのかい?という感じでこういう怒りを覚えるようなとっぽさこそが新藤らしさ…

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新藤兼人監督作品。戦後を舞台にした、暗く重い作品だった。5人の保険の勧誘員が強盗をする前と、強盗をした後が描かれている。
しんどすぎる内容だったけど、良い作品だった。
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キネノート探索枠

稀に見るテンポの重さ。
mh

mhの感想・評価

-

生活困窮者が生命保険会社の勧誘員としてがんばるも、事態は打開できず結局、強盗をすることになるシニカルコメディに寄せたノワールフィルム。
サソリとアリのモンタージュだった「ワイルドバンチ(1969)」…

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えり子

えり子の感想・評価

3.7

昭和三十年の日本は、貧しかったのね。
九年後にオリンピックを開催するのだから、復興のスピードが早かった。
出演者は、皆さん好演でした。
狼と言うけれど羊のように大人しく小心な人々でした。
意外(失礼…

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法とぶつかるところで善人ってのが立ち現れてくる。その善良さがコミカルであり悲哀であり、良い人情話でした。秋子と原島が互いの物語を打ち明け合うカットの美しさよ。
tunic

tunicの感想・評価

5.0

保険外交員はつらいよ物語。会社の説明会の席で丼物をふるまわれても、偉い人が長々挨拶を続けるので食べたくても手をだせない様子とか、いちいち描写が世知辛い。一張羅のワンピースを着たきり雀状態で営業活動す…

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このレビューはネタバレを含みます

https://umemomoliwu.com/ookami

近代フィルムセンター所蔵によるWOWOW放映。独立という文字がでて55年の日本の雰囲気を感じる。55年当時だと東京にも廃墟がありそこに狼なのか羊なのかわからないうらぶれた保険外交員見習いがやってくる…

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アトミ

アトミの感想・評価

4.4

88点

保険外交員の5人が現金輸送車を襲うまでに至る経緯を観ていく作品。

「生命保険の勧誘は高収入のチャンスがある」

1955年、映画が制作された当時は不景気(深刻なデフレにより激しいリストラ…

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