集英社新書、小熊英二の『在日二世の記憶』で、この映画の監督、金守珍と「シネカノン」李鳳宇のインタビューを読んだばかりなのもあって、これを観た。
映画を作りたいということで、自らが立ち上げた劇団「…
梁石日原作の小説を山本太郎主演で映画化した作品。
監督が金守珍(劇団新宿梁山泊代表)ということで、脇役の演技がうるさすぎるのが玉にキズ。
同じ梁石日原作「血と骨」の舞台が猪飼野なら、こちらはJR環状…
【山本太郎の健闘】
日韓合作映画。
戦後間もない頃、関西に生きる在日が非合法で鉄屑泥棒をしながら生きて行くが、やがて警察によって住処を追われるまでを描いている。
貧しいながらも猥雑でエネル…
あんこのしっかり詰まったピカレスク映画。
しかし「焼肉ドラゴン」でも思ったが、史実と一致しないことでも映画的に面白ければそれでよく、それが映画の文法なのだが、「歴史」と「記憶」の違いの地層とはそんな…
見て下さい。
ピカレスク小説では3本指に入る面白さ。読んでも読んでも飽きない。
同じ題材では開高健の「日本三文オペラ」も名作だけど、その時代 そこに必死に生きていた人達の 温度&湿度 そして悪漢度…