黒澤明監督、あなたは本当に天才です
戦後わずか10年足らずで原爆や水爆や放射能についてここまで真っ向から真摯に向き合うことができるなんて、しかもこんな奇抜な角度と切り口からそれを映画という作品に…
【1955年キネマ旬報日本映画ベストテン 第4位】
巨匠黒澤明監督×三船敏郎主演の人間ドラマ。カンヌ映画祭コンペに出品され、キネマ旬報ベストテンでは第4位に選出された。興行的には失敗し、黒澤作品とし…
まだ観てない黒澤作品がいくつかあり、本作もその一つ。純粋に「面白いか」と言われれば面白くはない。もちろん、主人公に感情移入はできない。では駄作かと言われるとそんなことはなく、切れ味のよいカメラワーク…
>>続きを読む黒澤明監督作品。原水爆の怖さや不安について、三船敏郎さん演じる喜一を通して描いていた反戦映画。思った以上に良かった。直接的な描写(例えば残虐な描写)で反戦や原水爆の恐ろしさを訴えるのではなく、ひとり…
>>続きを読む冒頭の昭和の街並み。走る電車、志村喬の居る病院の窓へ流れるようにカメラワークが移るところからもう画がカッコ良い。
話の流れ自体は会話が中心で全体的には結構地味。でも家族ドラマと反核社会派、ちょっと…
老けメイクの三船さんすごい。
自分の思い込みを通そうとする老人と、その資産をできるだけ残したい子どもたち。
実際こんなおじいちゃんいたら困ると思うけど
死ぬのはいいが
(水爆に)殺されたくないは説得…
人生を通して核反対を強く否定した黒澤明の水爆に対する人間の恐怖心を描いた映画。
異常なほど水爆に対する恐怖を抱く主人公。異常なのは彼なのか、それを軽視して安心しきって暮らしている人たちなのか。着眼…
主人公に共感できた・できなかった、って感想文が量産されるのは国語教育の失敗でしかないと思う者ですが、黒澤作品中でも断トツで共感されない主人公を久しぶりに見て思い出したり今回初めて思ったことよろず
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