ミルドレッドの作品情報・感想・評価

「ミルドレッド」に投稿された感想・評価

cozy

cozyの感想・評価

3.5
マリサ トメイが出ているので鑑賞。
男の自分には、まあまあというのが率直な感想。
女性、母親の方にはもっと良いモノにはなるのでは!!

やっぱりマリサ トメイ最高!!
オデコがもう少し広くなったら、eなと
思います…整形してくれないかなw
Vega

Vegaの感想・評価

4.5
私がそばにいなければ生きていけなかった私の小さな赤ちゃんは、今は自分の世界を見つけて自由に羽ばたいてる。
つないだ手を離して走り出した背中を見る寂しさと幸福感。
そして、同じように遠くから私をずっと見守ってくれてる母。

そんなことを考えてしまって、ちょっと切なく、たまらなくあたたかくなる。

明日また新たな風に吹かれて元気にがんばろうと思える清々しい一作なのでした。
ニック・カサヴェテス監督マイベスト!

息子が撮って母が演じる…
憧れの関係…いやここはあえて演出と言ってみたい。

もし、自分が映画監督になっていたら同じことをしてみたかったなぁ~

勿論、ラストも

for mitsue(my grandma)
mimocyan

mimocyanの感想・評価

3.7
「私の中のあなた」「きみに読む物語」の
ニック・カサヴェテス監督の長編デビュー作。主演は母親でもあるジーナ・ローランズ。

社会的な役目を立派に果たした女性が、新たな人生のテーマを見つけていくまでの物語ですが、その起伏がささやかな日常のなかで生まれてくるのがとても好印象。
向かいに住む問題あり夫婦の子供JJを善意からあずかることになり、そこから話がはじまります。
おとなしいJJをかいがいしく世話しながら、自身もそれを楽しんでいるところは、大きな包容力と彼女の優しさがとてもよく表れてて、すごく微笑ましい。
彼女には彼女で、いい歳になりながらも定職につかず、親から逃げるように家を飛び出した娘への心配があったりするんですが、その娘のアニーの気持ちもよくわかるんですよねー。そんな娘に対しても、寛大な気持ちで接するミルドレッド。家を飛び出したことに対しても、無謀ではあれひとつのステップなんだと受け入れてる。このへん、自分の母親とモロにダブってきて、あぁ…もうあの時はごめんなさいって軽く懺悔したくなりました…(汗

JJの母親モニカを演じるのはマリサ・トメイ。まさにという感じの若いビッチママぶりがぴったり。彼女もまた、ミルドレッドとの繋がりによって変化を経ていく。出ていった夫への葛藤に対しても、ミルドレッドは「愛の芽を摘んではだめよ」と優しく諭す。
また、モニカの繋がりで知り合うことになるほのぼのとしたトラックの運ちゃん役で、フランス映画ではお馴染みのジェラール・ドパルデューがふつーに出てきて、あれ?wと。 これ、なんか意外だった。

ただの隣人を越えて育まれていく幸福な関係。「JJは私の一番の親友」という言葉が素敵。が、しかしその矢先、モニカの元へ夫が戻り、一家が順調な生活を送り始めると、再び彼女は居場所をなくしてしまう。
JJにとっても、モニカにとってもそれは喜ばしく、素晴らしいことなのだけど…。その幸せの影に隠れてしまったミルドレッドの姿が切ない。

ここから、ミルドレッドがどういう選択をしたのか…。
親として、人生の先輩として人に与えるられるもの。そしてこれからも続いていく自分自身のこと。
歳を重ねていくことについて、いろいろと考えさせてくれる良作です。
ラストシーンの背中が素晴らしくかっこいい。
ジョン・カサヴェテスの息子、ニック・カサヴェテスが監督を務めた爽やかなヒューマンドラマ。タイトルにもなっているミルドレッドを演じるのは監督の母、ジーナ・ローランズその人である。しかし、かっこよかったなあジーナ・ローランズ!JJとの距離を少しずつ縮ませていく姿が実に微笑ましく、次第に疑似家族のような感情が芽生えてくる。人は役目があるからこそ生きがいがあるのだと言わんばかりに光り輝く。ジーナ・ローランズに釘付けになってしまう、彼女の魅力が最大限に引き出された良作。

このレビューはネタバレを含みます

 ミルドレットとジェイジェイ


 2009年10月29日 19時57分

 

1996年作品。「私の中のあなた」が静かなヒットを飛ばしている。脚本(他一名)監督ニックカサヴェテス。初監督作品。

米インディーズ映画の叙情派の始祖、ジョンカサヴェテス監督の息子さん。

ニックは、俳優もして、今は父同様監督にシフトチェンジ。

お父さんのジョンとは、一味違うテイスト。

本作は、彼の柔らかい「人柄」が滲むようなドラマ感覚をつむいでおります。

前半のフィルムカットが変わる瞬間 の俳優のしぐさや表情の素晴らしい変わり際は傑出した良さが表現されてると思います。JJのパンを食べるシーン等、、。 

実際ニック監督の母である女優、お気に入りジーナローランズことミルドレットおばさん。

娘のモイラケリーと同居。ある日、いさかいからモイラは家を出ることに。


そこに、家の前の凶暴な夫婦。マリサトメイ扮する荒くれ気まぐれ夫婦と知り合います。

そんなおり彼女からJJという可愛い男の子を預かることになるジーナ。

ミルドレットとJJの優しい日々がはじまります。

ジーナローランズのすべてを包み込む優しさが本作の魅力です。

決して活発、平坦でない今までの道のり。娘モイラケリーとの関係。ジーナの奥深い優しさ。JJとのふれあうシーンに何度か目頭が熱くなります。

中でも歌のシーンや新聞配達のシーンは、自分の子供のころを想起してジーンときてしまいました。

ジーナのある意味大きな成長と決断の物語。彼女は年老いて、孤独を自覚しています。華麗に巣立った息子とうまくいかない娘、心の距離。

自分に正直に疲弊を感じ、どこかJJとのささやかなふれあいに全精力をむけるミルドレットの母性愛、心境の静かな変化。

そんな彼女を取り巻くハスッパなマリサトメイ、彼女の荒れた言葉と気のつっぱり。

息子たちとの食事シーンは笑えます。

娘モイラケリーの美貌と大人びた暴言。友達になるフランスの名優、ジェラールドパルデューのおっきなのんきさとつかのまの会話。

ラストのいさぎよさ。

ミルドレットのほんのひとときの子供とのふれあい。取り戻すかのような母性愛。可愛い子役ジェイクロイドとの時間。

ある女性の子供預かり物語ですが、なにか心にひっかかるドラマセンス、心にほんのり通う柔らかい気持ち、ドラマと役者の表情。

ありふれた感情を丁寧にこしたニック監督の手腕の良さ。

わかりやすいドラマ性やはっきりした落ちはありませんが、ニック監督のあたたかいまなざしがすでに傑出している小品なドラマです。


追伸
本作お気に召した方は、父ジョンカサヴェテス監督作品も是非!

父は激しくアダルトなフィルムドラマ作家でございます。推薦は「こわれゆく女」は凄いです!
ジェイク・ロイドくんが小学校低学年くらいの時の作品で、近所のおばさんがシッターとして彼が徐々に心を開いて行く所は見ていて微笑ましい。
しかしシッターが終わって本当の家族との生活が見えてしまう距離感を描くシーンを見ると心が痛む。
手間がかかる子育てから離れてしまうとこんなに脱力感になるのかということが目で見てわかる。

学校の先生や塾の講師、学童の先生などにも共通の気持ちがあるのではないか。そう思わせる映画。