司祭の作品情報・感想・評価

「司祭」に投稿された感想・評価

城戸

城戸の感想・評価

4.5
素晴らしい。かくも美しいラストシーン。

私はただの司祭だ!二千年の歴史にたちうちできない
無

無の感想・評価

3.8
主人公のグレッグ神父がカトリックでは禁止されてる同性愛者である自分に苦悩しながらも、彼とは対照的に周りの目を気にしたり隠す事なく堂々と好意を示してくるロバート・カーライルが演じるグレアムの人目を気にせず自然に振る舞う姿に影響され少しずつ心が解放され行動が大胆になっていく一方で自分の秘密を己の中に閉じ込めておくのが更に苦しくなり、その上勇気を出して告解をしに現れた少女が実の父親から性的虐待をされてる事を耳にし、それを告発すべきかそれとも守秘義務として誰にも明かさないでおくべきかという葛藤に身を引き裂かれんばかりに苦しむが…

ものすごく観たかった作品をようやく鑑賞できたのに、複雑に絡み合う宗教とゲイというテーマについて考えをまとめるのが難しくなかなかレビューを書き始める事が出来なかった。
演技が決して巧い訳じゃないけど主演のライナス・ローチの役への入り込み方は素晴らしく、端正な顔立ちの彼が常に涙目になりながら悩み多き日々を耐え忍ぶ姿も良いw
神父って何かと言えば信者に「赦し」という言葉を使って寛容力をアピールしてる割に、自分の息子か孫みたいに若いグレッグがゲイだと知ると汚らわしい物でも見るかのような露骨すぎる態度をとり、彼を追放しようとする言動にはヘドが出る。
彼らの考えはそんなものか…と思ってしまうし信者の子どもたちが小児性愛者の神父の毒牙にかかってる事については見て見ぬふりをしていたり、そういうドス黒い事実の方が目立ってしまい宗教に対してやっぱり好感が持てない。
大体、同性愛は禁止されてるのに近親相姦やペドフィリアは容認されてる辺りが意味不明で理解不能。
ロバート・カーライルを除いて全体的に舞台劇のようなオーバーな演技が気になるものの、ただの恋愛映画ではなく宗教に関する一種のタブーに切り込んだ社会派の作品で、この映画が今はもう観られない廃盤状態になってるのか分からないくらいの秀作。
カトリック教会の圧力がかかってるんじゃないかとつい勘ぐってしまう…
保守的な神父が多い中、尖った主人公に使用人との事実婚を批判されても受け流していた初老の先輩神父が味方でいてくれて本当に良かった!
救いと神の存在を求めて信仰を本当に必要とする人達が教会から不当に排除されるのはどう考えてもおかしいし、そんな人にこそ手を差し伸べるのが個人的には宗教の美点だと思うんだけど…
海でグレッグとグレアムが交わす情熱的なキスや、互いに分かち合っていた苦しみから解放され感慨深い表情で見つめあった神父と信者の少女の抱擁シーン、そしてグレッグを赦す信者のたちが聖体拝領の儀式に列をなすラストがとても印象に残る。
是非とも再販及びレンタルや配信をしてもらいたい作品!

trailer
https://youtu.be/Hmi8L3T3d0c
そして

そしての感想・評価

4.1
少しでも良い兆しで終わって良かったと思いました。リバイバル上映して欲しいです。
好きになる人が男同士だっただけで
人を好きになる事に違いはない。
色々考えさせる作品
tulpen

tulpenの感想・評価

3.6
ゲイのカトリック司祭という役どころは
ライナス・ローチの美しさがなければ成り立たない。
ロバート・カーライルの野卑な魅力も薄れてしまう。

初めてライナス・ローチをスクリーンで観たのは『鳩の翼』だったが、
つまらない優男でその良さが全くわからなかったのにね。


司祭である彼が司祭の衣装を脱ぎゲイバーに行くところ
息を詰めて画面を見つめてしまった。
と言うか、今となっては
そのシーンしか思い出せないw



今はもうない静岡ミラノにて。
1996年9月29日 41本目
知桃

知桃の感想・評価

4.2
宗教って何なんだろ?
救いって何なんだろ?
許しって何なんだろ?

こんなに信じ、敬愛し、従順にしていても、ある一点において全否定されてしまう信仰って何なんだろ?

疑問と涙が止まらなかった作品。
picaro

picaroの感想・評価

4.0
いい映画だった、と書こうとしたので「いい映画とは何か。」を考えざるをえないんだけど、私にしては珍しく他人に勧めたくなったし、普遍的ではないながらもシンプルなストーリーの中でこちら側に君ならどうするを問うてくるこの映画は少なくともいい映画だったと言えると思う。

ミサから去る人々の怒りも、リサの母親の怒りも理解できる。
ただ、それでも、と思う。

MEAT IS MURDER.
温八

温八の感想・評価

5.0
1994年制作英国のゲイ映画。自らのセクシュアリティと信仰との間で苦悩する神父の姿を描く。
ローマ法王から公開をやるようにという抗議文がとどいたという。問題作であり名作なのだが現在あまり世に出回らないのが残念。
宗教の正しさとは何なんだろうか? と考えさせられる。宗教観として日本人にとっては不思議な感覚のシーンが多々あるが、キリスト教とそれを信仰する人々についてより理解を深めるきっかけにもなるのではないだろうか。
伝統的なカトリックの司祭が自分の秘密(同性愛)と14歳の女の子の秘密(父親からの性的暴行)に悩み苦しむ話。戒律を守らなければならないけど、懺悔を公にして女の子を救いたい気持ちもある。しかし人の罪を責められるほど潔白ではない自分がいる、という設定がかなり良かった。ラストは許すという言葉がしっくりくるようなシーン。
人が作った決まりを破らないことが信仰なのかと説教したマシューは自分にも罪があるからこそ主人公を理解していたと思う。
みぽち

みぽちの感想・評価

3.9
全米で物議を醸し、ローマ法王から抗議声明が出るまで騒がれた司祭×同性愛がテーマの作品。
キャスト陣の怪演が素晴らしい。同性愛だけでなく、司祭ならではの苦悩、少女との絆の描写など、感動する場面たくさんあった。ラストはもらい泣きしそうになった😭
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