面白いドラマではあったが、個人的にはいろいろ思うところがあって消化できない。
明治、江戸時代、それ以前からの身分階級というものがあって、明治頃に人権意識が世界的に高まり、いろんな運動事件騒動はあった…
原作:島崎藤村
脚本:久板栄二郎
抗うことのできない"封健時代の亡霊"に悩み、葛藤し、慟哭し、自己憐憫に陥いり諦めるしかない(序盤から中盤頃までの)丑松と、恩師と仰ぐ活動家の死に面して覚悟を決めて…
解放運動家の男は自身が部落民でありながら、町へ出て読者である主人公に顔も隠さず会いに来るシーンはほとんど死神的すぎてどうにかならんものかと…(映画的展開としては美味しいが、現実で考えたらあまりにも迷…
>>続きを読むユダヤ人迫害、新疆ウイグル自治区迫害etc...本作は現代日本人にとってすっかり対岸の火事となってしまった迫害もかつて自分たちの国に存在していたことをまざまざと見せつけられる作品である。島崎藤村の『…
>>続きを読む市川雷蔵監督の『破戒』もいいのだけど、今作は何より瀬川を演じる池部良の実直な一本線が強いキャラクター性に惹かれる。歩くだけでキマる良ちゃんのスター性に感服。戦後間もない時期に作られたオープンセットに…
>>続きを読む“自由と平等そして人權の尊重
それは今日、新憲法によって保證されたとはいえ、しかも尚封建時代の亡霊が我々の周圍につきまとってはいないだろうか”
「瀬川、ありがとう、ありがとう。僕は嬉しい」
「すま…