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画業に進むことを許されず意に染まぬ見合い結婚をさせられたちひろ。親に抵抗できなかった分だけ夫への苛烈な恨み辛みとなって表出する。指一本触れさせず、写真一枚残さぬまでに夫を完全に拒絶しきった彼女の態度…
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いわさきちひろの絵本、幼少期に1冊だけど家にあった。母親が好きだったのかな?
確か「ゆきごんのおくりもの」というタイトルだった。
朝ドラで描いても良いような波瀾万丈な人生。
望まぬ結婚で心も体も…
夫であった人との関係は、何か資料として残っていたということだろうか?それとも、人づて?
本人にとっては思い出したくない、辛い記憶だっただろうに、没後掘り返されるなんてどれだけ嫌な気持ちがするだろ…
淡い色彩のなかでこちらをまっすぐに見つめる少女。海に向かって走り出す少年。雨の日に憂いている少女。いわさきちひろさんの描く子どもたちは忘れ難い。詩情あふれる作品を描いたちひろさんはご自身も絵のように…
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