いわさきちひろ 〜27歳の旅立ち〜の作品情報・感想・評価

いわさきちひろ 〜27歳の旅立ち〜2012年製作の映画)

製作国:

上映時間:96分

3.2

「いわさきちひろ 〜27歳の旅立ち〜」に投稿された感想・評価

今年は
ちひろさんの生誕100周年

淡く滲む
水色や桃色の水彩
真っ直ぐな
子どもの無垢な瞳

月齢で赤ん坊を描き分けられると言われた
幼な子を見る母の眼差し

アンデルセンの
親指姫や人魚姫

輪郭線の無い
その
あやうく はかなく 
夢見心地のような
数々の作品と
ちひろさん自身の
少女のような姿と笑顔の写真の裏に

よもや
こんな壮絶な人生が有ったなんて

人の心に寄り添う優しさや
温かさというのは
しなやかに強く真っ直ぐな信念の上にこそ
花開くものなのだなぁ

ご家族や知人の皆さんのインタビューを交えた
ドキュメンタリー

*12/17
Rosalie

Rosalieの感想・評価

3.5
絵本作家として
確固たる地位を築いた
いわさきちひろさん。

幼い頃から親しんでいる
淡く優しい色彩の子どもたち。

あの作品たちの裏に
戦前・戦中・戦後を
生きた女性ならではの
苦しみや覚悟があることを知りました。

ナレーションが
檀れいさん、田中哲司さん、
そして加賀美幸子さん!

加賀美幸子さんのナレーションは
やっぱり最高だ…

ちひろさんといえば、
『窓際のトットちゃん』の表紙の
イメージがあるので、
黒柳徹子さんの
証言も重みを感じました。

このレビューはネタバレを含みます

いかにも昔ならではの女性の悩み。しかし、運や才能では乗り切ることができない昔の男尊女卑社会を、出逢う人に恵まれたことでいわさきちひろさんの生活や仕事が成り立ったんだなぁと観てて思った。これは何も、ちひろさんの実力や努力を軽視しているわけではない。本作によって私は個人的に、挿絵に著作権がなかったこと、著作権がないことで勝手に都合よく切り取られても文句を言えなかったことなど、今まで知らなかった当時の世間を知ることができ、その中でのちひろさんの立ち位置も苦しかろうと同情のような気持ちになった。私だったら嫌だなと。私はフェミニストではなくどちらかといえばアンチフェミなのだが、それでも私だったら当時の世の中で仕事をやっていけただろうかと不安に思う。やっていけたかどうかではなく、やりたくないとも思う。
あと個人的には黒柳徹子さんのファンなので、本作に出てきた徹子さんについても言及したいが、いわさきちひろさんに合わせ、まるでちひろさんの絵本に出てきそうなやわらかい容姿に決めてきていて可愛かった。
Tomotaka

Tomotakaの感想・評価

1.5
いわさきさんの人生が、という意味ではなく映画の仕立てが、24時間テレビ的な偽善に着地している感じで、残念
bana

banaの感想・評価

-
悲しみや後悔やつらいことが人を優しくし、ときに人生を切り開いてくれる。
だけど、そもそも人間はどうしてこんなに悲しみと後悔とつらいことを抱えるようにできているのでしょう?
生まれながらに優しく賢くて、ただ幸福に生きる、そう進化してくれればよかったのに!