ペギー・グッゲンハイム アートに恋した大富豪の作品情報・感想・評価・動画配信

「ペギー・グッゲンハイム アートに恋した大富豪」に投稿された感想・評価

よしお

よしおの感想・評価

3.7
No.2601

僕はアートが大好きです。

この映画で、ペギー・グッゲンハイム・コレクションがどのように形成されていったかがよくわかりました。

彼女の人生は、波乱万丈です。
喜びより悲しみの方が多い人生だったかもしれません。

まるで、その悲しみから逃げるために、美術収集に没頭し続けたのではないか、とさえ思えます。

20世紀モダンアートを、なぜ美術史の教育を受けていない彼女が、あのクオリティで収集し続けることができたのか。

ベネツィアまで行きたくなりました。

なお、両親ともに画家だった、ある超大物ハリウッド俳優が出てきます。ペギーのコレクションに入っていたんですね。
ワンコ

ワンコの感想・評価

4.0
タブーを超えるもの
「自分のやりたいことは、全部、ピカソがやってしまった」 ペギー・グッゲンハイムに見いだされたポロックのセリフだ。

でも、今やポロックの作品は世界で最も高額なものの一つになっている。

モダニズムやシュルレアリスムに道を開き、ポロックのような芸術家を見出し、おそらく、アール・ブリュットにも活力を与える芸術の胎動となったと言っても過言ではない、ペギー・グッゲンハイムの功績は、言葉で表現することが難しいようにも思える。

ペギー・グッゲンハイムは、ひたすら自分の内なる美意識や作品と向き合い、既成のタブーを超えて、新たな波に芸術性を見出そうとした。

僕たちは今、●●コレクションといった、事業家で且つ芸術愛好家の収集した作品に触れることができる。

ただ、既成の名声や評判も影響し、多くのコレクションは、ジャンルを超えた幅広いものになっていて、ペギー・グッゲンハイムのコレックションが、如何に濃密で凛としたポリシーのようなものに貫かれているかに驚かされる。

批判の絶えなかったポロックの作品は、芸術とは何かといった哲学的な論争を一部では巻き起こし、コマーシャリズムや宗教の宣伝といった目的を内包するものはロー・アートだとする、それまでの芸術を批判する動きにもつながった。

レオナルドダヴィンチではモナ・リザ以外が、ミケランジェロではロンダニーニのピエタ以外がもしかしてローアートになってしまうのかと思うと、少し寂しい気になるが、論争は論争だ。

芸術の既成概念が変化・拡大し、僕たちの心を揺り動かすような作品に出合えることは、刺激的で素敵なことだ。

個人的には、文章では読んだことがあったが、地べたに置いたキャンバスをグルグル回りながら色付けしていく、ポロックの制作風景を映画で観ることができて興味深かった。
町子

町子の感想・評価

3.1
美術史の講義で名前を聞いた程度の予備知識だったので勉強になった。やっぱりアートと女性の話になると悲しい話がつきものよなあ
Mshi

Mshiの感想・評価

3.3
謳い文句や周りの人が語るように、彼女が本当に世間知らずだったのか?そういう風に彼女は演じたように気がしてはならない。世間に叩かれようと容姿に自信がなくてもコンプレックスを魅力にしてく姿は素敵!
はみ出し人生すぎる〜

アーティストにとってもいい文化を作るためにも自由な社会とか環境とか大事だなと
sunday

sundayの感想・評価

2.9
出てくる魅力あるアーティストたちの絵を先駆けて収集したのはすごいと思うのだが、どうも描かれた人間ペギーに共感を感じることができなかった。


2018.12.20劇場で
この人がいなかったら卒論でマリノ・マリーニを書くことも無かったでしょう。教授からDVDを借りてようやく見れた。

ヴェネツィアのペギーグッゲンハイム美術館は、オープンでエネルギッシュで、そしてどこまでもパーソナルな美術館だった。ポロックのパトロンで、ベケットの恋人、マックスエルンストの妻で、デュシャンを師とし、戦時中はパリから多くの芸術家をアメリカに逃がした、20世紀の芸術の渦の中心にいた人物こそペギーだ。

どこまでも奔放で直感的で芸術と男を求め続けた女というイメージだったけど、加えて、自分の承認欲求と成功に対して貪欲で、かなり商才もあった人だったんだろう。もちろん彼女もとても微妙なバランスで成り立ってると思うが、それ以上に行動を伴うパワーは圧倒的で、ありえん程度で人を巻き込む女だ。男たちはしんどくなったら逃れられるからいいけど、子供はそうもいかない。息子はその力から逃れるように本能的に美術から離れたのかもしれないし、一方で娘・ペギーンは生まれた時からそのパワーに吸い寄せられてしまったんだ。悲しいペギーンの自殺はすごく想像できることだった。写真のなかのペギーの求めるような目つきよりも、娘ペギーンの違う世界を見つめる目は本当に危なくて全然知らない人なのにヒヤヒヤした。名だたる現代美術が並ぶグッゲンハイム美術館でも圧倒的だったペギーンの絵。幼い頃から子供とは思えない鬱々とした目つきをしていた一方で、絵だけはあんなに鮮明で生き生きとした太陽のようなものだったから、なんか本当に残酷だ、苦しい。

少女の頃に感じた物足りなさを埋めて埋めて、自分を満足させるために、極度に個人的且つナルシストに進んでいったペギーの願いはシンプルだと思う。ゆえに鋭く恐ろしいものである。その様子は、なんとなく女版ギャツビーのように思った。

ひとつ言えるのは、エネルギーをつくるもとに、人が集まってきて、そのエネルギーはエネルギーを呼び寄せること。常人ではないことがよくわかるドキュメンタリーだったが、良いとか悪いとかを越えて、見たことないものを見せてくれる人だったんだ。彼女がああだったから、わたしはマリーニを見れた。20世紀の名だたる芸術作品が、ヴェネツィアという、雑多で綺麗な港町に集結している。たまたま日本のわたしがそこに行けた。本当に不思議なことだ。

最後に。あのマリーニの騎馬像のペニス、取り外し式だったんや...枢機卿が通ると外したってゆる過ぎて笑った。作品にとっても大事な部分なのに。笑

あと、図書館で本を手に取るように絵をみれる美術館を作るって無茶面白かった。絵の角度を自分で変えられる。鑑賞者と絵の物理的な距離は心の距離なんだって。
aymie

aymieの感想・評価

4.2
ヴェネツィアにある世界最大級のコレクションを有する美術館、ペギー・グッゲンハイム・コレクションの設立者であるペギー氏の生前に収録されたインタビューを元に、彼女の人生を追ったドキュメンタリー映画。

自由に人生を謳歌し、アートを愛し、現代美術のコレクションを築き上げた彼女の審美眼に羨望の眼差しで鑑賞に浸るも、
その自由な生き方の代償というか、波乱万丈な彼女の私生活には複雑な気持ちに。
まさに映画のような人生.....
ka

kaの感想・評価

3.3
音楽がとてもよかったな。仕事帰りに観て爆睡するくらいに。。悔やまれる
eikichi

eikichiの感想・評価

3.8
わかりやすい。

ペギー・グッゲンハイムという女性を通して20世紀美術をみて、さらにそこから20世紀という時代を眺める。そんな作品だった。
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