ペギー・グッゲンハイム アートに恋した大富豪の作品情報・感想・評価・動画配信

「ペギー・グッゲンハイム アートに恋した大富豪」に投稿された感想・評価

STARLET

STARLETの感想・評価

4.9
全く期待せずに鑑賞し、しかし見事に楽しませてもらった作品。

パリからニューヨークへと美術の拠点が移り変わってゆく、その流れ。高名な芸術家達のちょっとした素顔。現代アートが認知されてゆく過程のワクワク感。
そしてひとりの女の、力強く生き抜いた人生。

心を開く前に股を開くこともいとわずに、様々な状況において対人関係のショートカットを実行し、相手の感性や知識、そして人間関係を貪欲に取り込んで世界を広げてゆくその姿に、とても好感を持ちました。
また、ペギーはただの色魔とか変人ではなく、物凄くオープンで、正直で、欲望と自己顕示欲と承認欲求の強い、稀代の努力家にも見えました。
その強烈な生き方は、間違いなくある時代の美術の流れを左右した力の一つであると感じます。

半年以上前の鑑賞ゆえ、記憶違いをしていたらゴメンナサイなのですけれども、ペギーがほぼ無名のジャクソン・ポロックの作品を「酷い作品よね」とけなしたら、一緒に鑑賞していたモンドリアンが「僕にとってはニューヨークで見た作品の中で最も興味深い作品だ」というようなことを言い、それを聞いたペギーがコロッとポロックへの評価を変えて、援助までするエピソードは大好きです。
お金等の匂いも嗅いでいたとは思いますけれども(それが悪いことととは思いません)、そういった側面よりも、自分の古い感性や思考を一瞬にして更新してゆけるその能力と決断力の速さに驚き、画面の前で仰け反りました。
ちなみにそれって、間違いなく肉体関係が豊かであったことと連動している能力と思います。


ペギー・グッゲンハイム・コレクション。
そこには一人の女の「欲望」と「受容」の物語が、そして「寂しさ」と「喜び」の記憶が封じ込められており、古都ヴェネチアの水に煌く光のように、豊かな輝きを放っています。



予告編

https://www.youtube.com/watch?v=0X2p5-IJgMg
モダンアートにおいてヨーロッパとアメリカの架け橋となり、20世紀を代表するアートコレクターとなったペギー・グッゲンハイムの生涯を彼女のインタビュー音声と共に描いた映画。
ダリ、ピカソ、エルンスト、デュシャンなどそうそうたる芸術家と交流があり、ポロックを見いだしたと言われる。
この時代に女性がアート界を渡り歩いて自分を通しながら夢を実現させるのは相当大変だっただろうな、すごい。
本当のところはどうかわからないけれど、空いた心を埋めようと芸術にのめり込むのはわからなくもない。
ベネチアのペギー・グッゲンハイム美術館に行って彼女が選んだ作品を見てみたくなった。
グッゲンハイム家は大富豪の一族で、ニューヨークにあるグッゲンハイム美術館でその名を知る人も多いだろう。そんな裕福な家系に生まれた自由奔放で風変わりなペギーが本ドキュメンタリーの主人公。一族は金持ちだか私は僅かなお金しかなかったというが、相続した資産はうん十億円だからスケールが違う。ちなみに、ペギーのお父さんは、タイタニックで亡くなったー映画タイタニックでも出てくるが、沈むゆくシーンで「紳士らしく正装で船と運命を共にする。ブランデーをくれ。」といった人。

単身渡欧し、モダンアーティストと交流し、ロンドン初のモダンアートの画廊をオープン。アーティスト達のパトロンとなる。かなり破天荒でいまでは信じられないような著名な芸術家達と浮名を流したという。

しかし、当時は彼らの作品などゴミ扱いで、コレクションのピカソ、ポロック、ダリ、モンドリアン、ダリ、クレー、デュシャンなどは少額で集められた。いまではその全コレクションを集めた費用を足しても1作品も購入できないほど暴騰している。

名伯楽だったといえるが、値上がりしなければただの変わり者に終わっただろう。そんなペギーはついの住処にヴェネツィアを選び美術館をオープンし、名所になっている。名家に生まれながら、その奇行から一族からのけ者にされたものの、偉大なモダンアートコレクターになったペギーの生き様はとても興味深かった。
雰囲気のいい映画。知らなかったことがたくさんあった。今や偉大な芸術家たちの動く映像が見れる貴重さよ。
パトロンとして、モダンアートの一時代を作った変人、ペギーのコレクションは人生の記録そのもの。ペギーは、欧州と欧米のアートを繋ぐ触媒になったけど、そのきっかけが戦争というのは皮肉。
今、世の中が価値を認めていないものに、価値がないとは限らない。天下のルーブル美術館も見誤るのだから、個人のパッションと人と人とのつながり大事だと思った。
y

yの感想・評価

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頭と育ちがいいからこそ、人より幾分も苦しいこともあったのだろうしだからアートに傾倒せざるをえなかったのだろう
ayaco

ayacoの感想・評価

5.0
建築家フレデリック・キースラーが携わった展示方法がめっちゃ良かった
舞台の街がNY,PARIS,LONDONそしてVENICE‼︎
気がつけばNY以外全部行ったなぁー
どうでもいいけど笑
EMMA

EMMAの感想・評価

2.6
”過去に嫉妬はしない。
未来だけよ。”

”望んだことは成し遂げた。
上手くいったし、満足してるわ。”

ベネツィアにある「ペギー・グッゲンハイム・コレクション」。そこには、100人以上の芸術家の作品が展示されている。

多くの作品を集めた彼女。
芸術家を愛し、芸術に生涯を捧げた。
自らの感性を信じ続ける生き方、かっこいい。

最近、モダンアートに触れる本を読む機会が多く、そこで知った芸術家との交友関係が観られるのが面白い。
モダンアートとくに幾何学的な抽象画なあまり理解は出来ないけど知ってる画家が沢山いて面白かった。ベニスのグッゲンハイム行ったことあるけどあそこ割と有名だったとは知らなかった。
Franrose

Franroseの感想・評価

3.6
第一次世界大戦をまたがって美術を
愛し生きてきた彼女のドラマは
非常に興味深かったです。
ダリやビカソとにかくそうそうたる
人がかかわっていて驚きました。
思っていた以上の良作。