草間彌生∞INFINITYの作品情報・感想・評価・動画配信

草間彌生∞INFINITY2018年製作の映画)

KUSAMA: INFINITY

上映日:2019年11月22日

製作国:

上映時間:77分

3.8

あらすじ

「草間彌生∞INFINITY」に投稿された感想・評価

terra

terraの感想・評価

3.8
世界で一番客が呼べる女性アーティストと言ってもいい草間彌生さんですし、松本市の草間彌生美術館や直島、数々の展覧会もいきましたが、知らない事が沢山ありました。
とくに若い頃の世界中で行ったゲリラ的活動"ハプニング"の細かな内容やパフォーマンスは詳しく知りませんでした。
60年も前に、日本人で、しかも女性である草間さんが、世界中にあんなに衝撃を与え、芸術界にあんなに影響を与えていた事は、本当に凄い事だと思いました。
先日のU2のライブの中でも、草間彌生さんの画像がスクリーンに映し出されましたが、彼女の凄さは世界の方々の方が良くわかってるんじゃないかと思ってしまいました。
この映画を観て、作品の凄さというよりも人としての凄さや女性としての凄さ、芸術家としての凄さを知る事ができました。
詩織

詩織の感想・評価

4.5
草間彌生

草間彌生の芸術の独創性は彼女の幼い頃の家庭の問題やトラウマからくるものだった。芸術などの表現は草間のように心の中で閉じ込められている孤独な感性や感情を自分の身体から外に出そうする動きの中で生まれるものなのではないかと思った。
精神的に恵まれなかった幼少期の家庭生活を経て、男尊女卑や人種差別が今より色濃く存在する世の中で単身でアメリカに渡り、自分の表現する「新しい」芸術を信じて行動し続けた。その時代にゲイの人たちの結婚式を行ったことなど逆境の中で「成功する」「成功しない」ではなくとにかく行動し続け立ち向かう草間彌生の力強さに惹きつけられた。
草間彌生は多くの人に認知されるようになって認められるようになったから今までの軌跡が美談として語ることができるようになったと思う。私は作品ではなく独特な感性、精神的力強さ、自分を信じる生き方が彼女の芸術だと思った。今までもこれからも一生世の中に認められない芸術家もたくさんいるだろうと思うが、成功に繋がらなくても自分を信じ、自分と向き合う生き方をする草間のような人たちはかっこいいと思うし、私の中で理想だと感じた
Yana

Yanaの感想・評価

-
ワタリウムの本で過酷な人生を送ってきたと書いてあったが、納得。
観てる人少なそうなので再掲しておきます。

草間彌生といえば誰もが思い浮かべる水玉模様。なんと彼女はそれをわずか10歳の頃から70年以上、全く色褪せない情熱と拘りをもって描き続けているのだった。その偏執的とも言える作風の偏りっぷりはそのまま彼女自身の人物像と重なり、芸術家として生きる茨の道を、全くブレ無く突き進んできた彼女ならではの清々しいほど波乱万丈な生き様が興味深かった。

作中、草間が笑顔を見せたシーンはほんの数秒だったか。「習作が存在しない」という彼女が作品に向かうシーンでは、画面全体に息詰まるような緊張感が漲っていた。幼少の頃の写真はもとより、野生動物のような美貌の若い頃の映像でも、ド派手な老人となった現在でも、常に彼女は眼光するどくこちらを見据えていて、一貫してその表情に安らぎや安穏さは見当たらない。常に鬼気迫るような表情をしている彼女がどれほど凡人の発想とはかけ離れた精神世界でたった一人で芸術と向き合ってきたのか、理解はできずとも自分なりに感じることはできた。

エキセントリックな才能と身体のうちから溢れ出る創作欲と表現欲、その激しさ故に芸術家として生きる以外に道がなかったようにも思われる一人の女性が、自らの才能だけを頼りに世界をまたぎ幾度も人生をリセットさせ、やがて世界中で、ついにはかつて彼女の存在を否定した故郷からその才能を認められるようになるまでの長い道のり・・・とても密度の濃い77分だった。
tipsy806

tipsy806の感想・評価

3.4
作品が好きなので何冊か著書も持ってますが、この映画は彼女の孤独な戦いの記録で、草間彌生の強さを目の当たりにしました。海外渡航が珍しかった時代までが濃すぎて別の時間軸で起きた出来事みたい。かつて故郷の恥と言われてたのにシンボルになっていくのとか、故郷の彼女に対する評価の仕方が、しみじみ日本的だなぁと思います。
Zai

Zaiの感想・評価

3.0
全然こわい人じゃなかった。

というより、とてもキュートな方だった。
夢やぶれて日本に帰ってきて、
そんな過去があったなんて知らなかった。

直島でかぼちゃを見て名前を知ったくらいなので、
本当に晩年になってから評価が得られた方なんだなと。
故郷にモニュメントが出来た話にじんわり涙が出た。

ジョージアオキーフに出会えたこともこの映画を観た収穫に。
Qfuyue

Qfuyueの感想・評価

3.5
時代と人とその間にあった狂気の美
自分をアートとして表現し、それが認められることで、自分を世に認めさせたかった一人の人間の一生。しかし、おそらくは、世界中の誰よりも父と母に。
AJ

AJの感想・評価

4.1
草間さんの心を苦悩を激情をほんの少しだけ覗けた気分。意外な一面も知れて作品を見るときにまた違った感想が生まれそう。
QvQ

QvQの感想・評価

3.8
結構ヘビーな人生で、内容もかなり重めだったと思うのに、何だろう?観終えたあとのこの前向きな気持ちは。

かなり独特で常人じゃないなとは思っていましたが、ここまでとは思っていませんでした。芸術とか美術の世界の天才ってこういう人で、特に現代美術のジャンルじゃ類を見ないほど卓越してたんだということが、この映画でよくわかりました。

時代もあったんだろうし、境遇ももうちょっと違ってたら、ここまでにはなっていなかったのかな。でも、逆に時代や境遇に創り出された人とも言えるような気がしました。苦しんだ彼女には悪いけどね。

精神を病んだり自殺未遂したり、辛いことの多い人だったのは間違いないけど、けどこの人、とても強いです。だから、生き残って、今も絵を描き続けられてることが何だかとても嬉しく思えました。

いまは幸せかな?だったらいいけどな。長生きして欲しいです。
会って話を聞いてるだけ、過去の資料が凄いだけのドキュメンタリーが多い中ここまでそのお互いをうまくリンクさせて筋の通った構成ができているのが凄い
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