Mの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『M』に投稿された感想・評価

4.4

1918年ドイツのWW1敗戦、1928年世界恐慌による不安定な国内情勢がベースにあって、本作の制作年1931年は1933年から始まるナチスドイツの人種政策の前という微妙な時期。

ラング自身も主演の…

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いかんせん長いけどフィックスで大人数が動いてるだけで画面に迫力が出てるのがすごい。地下のシーン多め
犯人ラストめっちゃ喋るな

ヒトラー内閣の成立する2年前でナチスが大きく拡大しはじめていた時期の映画。
内容としてはベルリンで少女を標的とした連続殺人事件が人々を震撼させるという話。

罵声が飛び交う公開裁判は自分も民衆になっ…

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蒼
3.8

終わり方がめっちゃ良かった。
最後の裁判がおもろい。大衆の暴走を抑えられるのは1人の法律家ではなく警察という武力。時代的にこれから第二次世界大戦に向かうドイツというのも興味深い。
犯人役の目がでっか…

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Haruuu
3.5
初めて白黒映画を観た。

犯人役の人の怪演がすごい。

ナチスが政権を取る2年前に作られたドイツ映画。

基本的には(後付けかもしれないけど)音も声もあるのに、たまに全ての音が消えてサイレントになることがある。演出なのか技術的な問題なのか、どちらにしても…

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私刑とか市民の怒りとか、そういうことについて考えさせられる作品だった……
どれだけ酷いことしても、どれだけ許せなくても、客観的に罪状を評価して罪を償わせる・犯罪の連鎖を断ち切るために法律ってあるんだ…

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ココ
3.0
僕にとっては、当時は画期的だったんだろうという目線ありきではある。追い詰められた犯人役の演技も、私刑の是非も、今の目で見てもしっかり通用する。ただね、ひたすら長い。半分の尺でやってや。

定期的に昔の映画も観ようってことでこちら。

1931年の作品。
試しに見始めたけど一気に引き込まれた。

連続少女誘拐殺人事件が起こる。警察の必死の捜査も虚しく犯人は捕まらない。そこで民衆が立ち上…

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