フリッツ・ラングが1931年、大恐慌後、第二次世界大戦前の不穏な時期に撮ったドイツのサスペンス映画。
主演のベーター・ローレがまさに怪演。当時スクリーンで観た人々は恐怖に慄いたことでしょう。
今観て…
アマプラのオススメに出てきて何気なく見始めた。
1930年台の映画だし、白黒だし、ドイツだしどうかなと思ったけど結構面白かったな。
黒澤明の天国と地獄を思い出した。よく出来たミステリー、サスペンスと…
アマプラでなんか良さげな作品がないかな?と探していた時、偶然見つけたサムネイル
中折れ帽を被った男が後ろを振り返った瞬間、その背中にはMの文字がくっきり
コレ!ファルコ様のジェニーの元ネタや!!
…
カメラを少ししか動かせないだろう時代に迫力があった。監督トーキー初作品だそう。
朗読に無声動画がついているようで見始めは字幕を追うのに忙しかった。
階段と口笛が怖さを増幅。
葉巻の煙でどんどん白くな…
ビルから人々が出てくるところはリュミエール兄弟のオマージュなのかな?
ショットの構図や切り替わり方が綿密に練られていて良かった!
冒頭だけ春の映画の授業で観せてもらっててこれか!ってなった
暗闇…
アマプラで見て、字幕に誤植があったが、普通に面白かった。
戦前ドイツの(下層民の?)暮らしぶりが分かって面白いし、犯人のリアルな心情吐露はとても感じるものがあった。どうなったか描かないのは、法秩序の…