REM レムの作品情報・感想・評価

「REM レム」に投稿された感想・評価

foxtrot

foxtrotの感想・評価

2.2
 主人公の身の回りの生理的に受け付けない汚さを観せられての、一方的に押し掛ける学生や警官の何やねんこいつらといった図々しさから見えてくる無頓着さに無神経さ。よくこいつら〇〇が気にならないなと、気が回らないなと。渡されたその水綺麗? その水飲んだコップ歯ブラシ入ってたヤツやで? この人トイレに手を突っ込んで手を洗ってませんけど・・・ 妻の不倫相手は状況が定かでは無い中人の家に入って来るや否や暴力を振るい、一応紹介で来た精神科医ではあるが主人公の都合はそっちのけで予定を一方的に決めつける。空白部分を認識しないで行われる周辺人物の行動の数々にモヤモヤするわけであるが、その空白部分がどこか不潔に描かれているのと、空白部分の根幹である主人公の記憶事態が曖昧というもうわけわからん状況で話が進むことで何とも不安を煽られる。で、真相は・・・??
不眠症に悩む大学講師の男。ある日妻が帰宅せず彼は警察に通報するが…という処から始まるスリラー。

妻の不在、妻の不倫の発覚、隠してあった日記、教え子の接近、警察の訪問等、シナリオは淡々と進み特別ショックシーンがある訳ではない。ただ妻の不在感がそわそわする。

何となくトイレの詰まりが流れないような気持ち悪さがある作品。
メンタル病み不眠気味の時は観ると余計に症状が進みそうな感。
ポーの「黒猫」に近い印象。
観ると不安な気持ちになる映画。
お風呂場の赤ん坊のシーンなんてもう気持ち悪くて逆に笑える。
backpacker

backpackerの感想・評価

4.0
年末映画レビュー第3弾、カット回数は608回(深夜に見て集中力が無かったので、ミス多め……orz)レビュー777本目がこれか……(´-ω-`)
この映画をレビューするの、3度目です笑
Filmarksユーザーの皆様は、どなた様も大なり小なり映画に一家言あると思います。オススメ映画も十人十色。アクション、ヒューマンドラマ、サスペンス、SF、ホラー、恋愛、スプラッタ、ドキュメンタリー、戦争、アニメ、ゾンビ、アドベンチャーetc.

……では、不気味な映画のオススメは?

これも数多くあると思いますが、私のオススメは本作『REM』です。気味の悪い映画や後味の最悪な映画は多々ありますが、個人的に印象深いのがこれです。

【あらすじ】
ある晩、帰宅しない妻イブを心配し、大学教授の男エド・サクソンは眠れぬ夜を過ごしていた。
心配の余り方々に電話をするが、朝になっても帰らない。ついに警察へ連絡するが、捜索は行方不明から72時間たたねば行われない。
増し続ける不安の為、エドは規定摂取量を越える睡眠薬を飲むが、眠りは全く訪れない。
暫く後、刑事のダームが家を訪れ、事件性有りとして捜査を始める。

解消されない不安がエドを蝕む中、妻の浮気相手が突如襲来し、したたかに殴られる。
怒りに燃え、精神疲労の極致へ至りつつあるエド。

さらなる不安と続く不眠のため、時間と現実の感覚を喪失していた彼は、チェストの下に何かが落ちているのを見つける。
ホコリと一緒に出てきた物。それは、人間の指であった……。

不安、不安、ただただ不安。
幻覚、幻覚、襲い来る幻覚。
彼の心内は不安一色に塗り潰されて、激しい幻覚に現実から心身が遊離していきます。その不安がどこから来る何なのかと言うのも、重要な点です。
静かな映画ながら、音楽、クローズアップ、度重なる水関連の描写も不安感を煽り、何とも薄気味悪い。
面白かったのは、不眠症の感覚を時間を消し飛ばして表現するところ。カットせずカメラを回しているのに、時間が大きく進んでいる。安直に思えますが、これはわかりやすくて真似しやすいやり方です。
多種多様な幻覚が、本当に幻覚なのか、はたまた現実なのか、見てるこちらすらわからなくなるのも面白いです。実に気味が悪い。

切断され芋虫のように這う指、つまるトイレとバスタブ、水漏れする配管、窓越しに見える隣家、奏でられるピアノ。幻覚幻聴のオンパレード。
強迫観念に突き動かされる主人公の青ざめた表情も不気味。

最恐のクレイジー幻覚は、バスタブ一杯の巨大な赤ん坊の幻覚。異常な狂気を感じます。あの赤ん坊の幻覚考えた人は、どこか気が触れてるんじゃないかと思えます。


こんな映画を年末にレビューするのも気が引けましたが、この映画をもっと多くの方に知ってほしい!という欲が沸きまして、投稿させていただきます。
見るなら夜に!お一人で!
カンダ

カンダの感想・評価

4.1
不穏!

不眠症、不安な気持ち、そんなんで目がバキバキになってる人が結局1番怖い。

家から出ない、寝ない、そりゃおかしくなっちゃう。

はなからだいぶ飛ばしてる感じしたけど、ぶっこわれがエスカレートしてく感じも良。

解決とか、そういうの全然いらないや……。


「バートン・フィンク」に似た雰囲気。

サスペンス。不眠症。不安。薬。幻覚。ぶっこわれ。
完全なる密室劇だが、不思議と退屈にはならなかった。しかしとてつもなく疲れる映画で、観るのにけっこう体力がいる。終始虚ろな瞳(この瞳がスゲー怖い)で画面に現れるジェフ・ダニエルズの一人芝居とケツアゴを楽しむ作品。
それと水回りの場面が多かったのも印象的。監督自身が水にこだわっているのかもしれない。トイレ、風呂場、洗面所、排水管、キッチンなどの場面が多く、水が流れる音など細かい点にもちゃんとフォーカスを当てていて全体的に丁寧な作りになっている。
shizuho

shizuhoの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

んー前に初めて観た時はもう少し楽しめたような気がするけど、改めて観たらなんとも歯切れの悪いゴム噛んでるみたい。

ただ基本的に音楽は無く排水口の詰まる音や水の音、電話のベル、それとセリフだけっていうのが雰囲気を作ってるのかなぁと思う。
家の中のみという閉鎖的なのもいい。

不眠症って怖い。
人間が壊れる始まりは不眠症からかもしれないって思った。
寝てるんだろうけれど寝てる実感がない。不眠症は眠りたいのに眠れないっていうわかりやすいのばっかりじゃないからね。この主人公のように寝てる時と起きてる時の区別がつかなくなるくらいは辛いだろうなぁと思う。

で、これは夢オチじゃないと私は思う。
夢オチだとしたらどの部分が夢でどの部分はリアルかという説明がつかないとね。
全部が夢とか妄想だったとしたら、へぇっつって終わりなので。

しかし音楽無しできて最後奥さん(らしき人)ピアノ下手すぎる(笑)
つかあのピアノ調律狂ってると思う(・・;)
嫌な感じ?雰囲気がずば抜けてる。ちょっと病んでる時に観るのは避けた方がいいかも。