クリーン、シェーブンの作品情報・感想・評価

「クリーン、シェーブン」に投稿された感想・評価

GreenT

GreenTの感想・評価

2.0
これは私には良さがわからんです。

オープニング、結構な尺で異質なノイズと抽象的・観念的な映像が流れ、たまたまDVDのに「これは精神病の人の幻聴・幻覚を表現している」って解説があったから分かったけど、そうでなければ観るの止めてしまったかもしれません。

しかしこのノイズが怖いんですよ〜!!これを始終聴かされているんだとしたらすごい気の毒。

その後、独房みたいなところで耳を抑えている男が出てきて、次のシーンはこの男が車を盗んでいるところ。鑑賞後ウィキを読んだら「統合失調症の男が、自分の娘を探す話」って読んで、ああ、あれは精神病院から退院してきたのかと思ったけど、じゃなかったら刑務所かと思ってた。

冷たい感じのお母さんの実家に帰ってからは、お母さんが喋っているとき、画面いっぱいにお母さんの口とか目とか、統合失調症の男性の目線なんだなって感じの画が多い。

セリフもほとんどなくて、「資金が途切れるので、制作に2年かかった」ってくらい低予算映画で、なかなかに見やすい映画ではありません。役者さんたちもなんだかあまりピンと来なかったし、ちょっと眠くなってしまった。

統合失調症の男性を演じるピーター・グリーンって役者さん、なんかちょっとキリアン・マーフィに似てて興味を持ったんだけど、「この映画が唯一、悪人や犯罪者ではない役」と読んだので、「一体他どんな映画に出てるんだ?」って調べたら、なななんとあの、『パルプ・フィクション』のゼッドを演じた人!!!言われてみればだけど、全然雰囲気違う。

とにかく統合失調症の人の目線の抽象的な描き方がすごい!って感じなんだけど、途中この男性が少女を殺したのか?ってシーンがあって、その事件を追う刑事が出てくるので、ミステリーもあるのですが、そこはコメント欄で!
雰囲気は悪くない。クローネンバーグの『スパイダー』やフリードキンの『BUG/バグ』を想起しながら観ていたら、意外や終盤は同年製作のあの映画を思わす展開で奇妙な一致。ハサミで頭を抉ったりナイフで爪を剥がしたり、ダイレクトで力の入った痛い描写はあるものの(とはいえほんの短いシーンでのことなので、そこをわざわざ宣伝で大々的に打ち出すのは疑問)、ジャンルとしてはこれはホラーでもなければスリラーでもない
音響効果が細かく、疲労感しか生まない話を運んで行く支えとなっていた。
頭をハサミでほじろうとするところにダーレン・アロノフスキーの「π」など、様々な創作物で描かれていたパラノイアックな描写のそもそもの原型である症状が描かれていた。Serial experiments Lainくらい電線からノイズ音が響き渡る。
面白さとかを別裁定にして、重程度の統合失調体験としてこれ以上のものはないんじゃないか。 

ラスト本当に悲しくて思い返すたびに泣ける
生なましい描写も痛くてきついし、ノイズも危うさも精神的にもきついし、生理的不快感半端なくてあまり見返したくない秀作
あかね

あかねの感想・評価

4.0
長らくVHSも激レアだったみたいだが
25年ぶりに公開決定のやつ。
8/27公開かな?
カルト的代表作🌸

自分の頭には受信機。
爪の間には送信機がつけられてる
思ってる1人の男。
施設をでた後、娘を探しに。
そんな中、幼児殺人事件があって...

これ洒落にならない。
頭に受信機つけられたと思ってる
人周りにいたから苦しみがわかる。

爪痛い!頭もなんかくりぬこうと...
なんだろ..リアルだから気持ち悪い。
あと汚い。リアル。
ホンカとかアングスト風味。
数々の映画をみてもこうゆうの
一番うっと詰まる。
精神的だから仕方ないけどさ
図書館で本棚に頭うちまくりの
注目の的はちょっとわろた。

冒頭、一瞬素手で?
車の窓わった笑笑??
またまた汚いトマトの切り方するのよ...
またご飯系あるある汚いもきた。

セリフ少なめ。
不穏なBGMと音楽、
ぼそぼそ声とノイズ
など聴覚的楽しめるやつ🌸
kouzi

kouziの感想・評価

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ものすごく面白いかと言われればそうでもないのだけど悪くないし印象には残る。
オープニング、エンディングのクレジットやノイズ音、痛々しい描写、精神が病んでしまった世界観は一見の価値ありかも
b

bの感想・評価

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どこかで観たことあると思えばこのピーターグリーンという人、マスク(ジムキャリーの)のギャングのボス役だった人だ
この手の人は被害者意識で自己を保っているところが大きいからそんな人が加害者として追い立てられたらどうなるか
いままで観た映画の中でもっとも不快な映画。
不愉快ではない、不快。
だから、嫌いではない。
ひねくれてた時代はこれと「ヘンリー」を好きな映画に挙げてたこともある。
今思うと恥ずかしい、かなり。

二度と見たくないと思ってたら25年ぶりに劇場公開されるのね。
いくしかないかぁ…おお、いやだいやだ。
ロッジ・ケリガン監督デビュー作
カンヌ国際映画祭 ある視点部門 出品

ラジオのように次々聞こえるノイズ。
頭に受信機、指先に送信機が埋め込まれていると思い込むパラノイア(妄想症)に取り憑かれる男の話。
しかし、妄想に取り憑かれているのは見ている私たちではないのか?という妄想に陥る不思議な映画。
鏡やガラス、自分の顔が映り込むものを徹底的に排除するが、なぜかフロントガラスだけは取り除かない(笑)
いやああああ、って叫びたくなるグロいシーンもあるので要注意。
いろいろミスリードがちりばめられているが、実は純粋な心の持ち主の話だった…。
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