左幸子が宇津井健の野糞の臭いを辿りながら、彼の落し物を探しに行くという、狂気的としか言いようのない場面が存在するが、それを普通の青春映画として簡素に演出していて衝撃を受けた。下は裁判、上は婚礼として…
>>続きを読む話は大したことないけれど、中川信夫監督の優しい演出になごみ、デビューしたばかりの初々しい宇津井健&左幸子の溌剌とした演技にほっこりし、それを物語的にも先輩としても見守るベテラン俳優たちの温かい視線と…
>>続きを読む宇津井健のデビュー作で、左幸子が共演した、1953年、新東宝、中川信夫監督の力作である。
草を刈る明るく聡明な娘と、馬に乗って颯爽と現れた二枚目青年をお見合いさせ、交際が順調に発展する展開に、戦後の…