画面の一部が光、闇、あるいは歪みによって常に見渡すことができないというショットが連続することで、神秘を呼び込もうとしている。今更フリードリッヒの名を引き合いに出すのも野暮であろうから別の言及をすれば…
>>続きを読む絵画的な筆致で撮られているとでも言えば良いのか、19世紀ドイツのロマン主義の画家、カスパー・ダーヴィド・フリードリヒ(1774 – 1840年)の作風さながらの映像を見つめながら、アレクサンドル・ソ…
>>続きを読むこれ確か4、5年前に高校にもならんかった頃に円盤買って見たけどまあ普通に挫折した覚えがある。今回がっつり昼寝した後に見直したら素晴らしかった。ミニマルすぎてあまり語るところがないが、今まで見た中で最…
>>続きを読む死にゆく母と、看取る息子の最後の1日。退色し、歪んだ世界で、森を歩いたり寝そべったりボソボソ会話したりする。「息子を残すのが辛い母、母が死ぬのが辛い息子」にここまで寄り添う映画もなかなかないのでは。…
>>続きを読む母と息子、2人だけの世界。
「近親三部作」の第1作目。
美しい森の中で、死を待つだけの衰弱した母とそれを看取る息子の話。
「日陽はしづかに発酵し…」で主演を務めたアナニシノフが息子役、母親役は素人…