【もうひとつの『金閣寺』】
原作は水上勉の小説だが、彼の『金閣炎上』とは別。三島由紀夫の『金閣寺』と素材的に共通性がある。
昭和26年、売春が法律で禁止される直前の日本が舞台。
京都で夕霧楼とい…
与謝半島 京都から来ましたえ こんな寂しいところで死んでしまはった 夕方の夕 百日紅が咲いてます 汽車 夕霧 ちょっとこっち来とうみ あの頃がいちばんの花どっせ 天久 おしっこと違うか ええ娘やなぁ…
>>続きを読む田坂具隆監督作品。三島由紀夫の『金閣寺』の実写化作品とは違い、この作品は金閣寺放火の犯人が五番町夕霧楼の夕子の視点から描かれている。五番町夕霧楼の街並みをまさかのオープンセットで再現していたというこ…
>>続きを読む佐久間良子の美しさが際立ちます。それまで清純なイメージで売っていた彼女が遊廓の女郎を演じるとあって、当時どれほど話題となったことでしょう。特筆すべきは、千秋実演じる旦那に夕子が水揚げされるシーン。佐…
>>続きを読む鈴木尚之の脚本は内田監督作でしか見てきていなかったが、あのロジックはほぼ内田の仕事なのだなと。そしてつくづく水上勉の時代が遠ざかってゆく。これが受けていた事態は興味深いが。ああ、木暮が早朝いそいそ参…
>>続きを読む#195 田坂具隆大会
ほぼニュープリで、泣きながら観た。
(いままでは、オンボロフィルムでしか、観たことなかった)
日本映画遺産のひとつだと思う。
五番町の通りが、セットとは、信じられない。
木…