カメラも人も回りすぎ
ヒマワリ畑を回る2人、突然降り出した大雨の中別れを告げる2人の周りをまわるカメラ、窓の外のマリーチカの亡霊
詩的な作品は途中どうしても退屈してしまう気がする、パラジャーノフ…
前半は退屈気味だったが、中盤以降一気に引き込まれた。
大きな展開があるわけではなく、じわじわとイワンの思いが描写されていくのでどんどん感情移入していく。
そう考えると、フリが長い分後半にかけて見入っ…
画の凄まじさと、そこから発せられる膨大なエネルギーに圧倒されっぱなしだった
特に物語の初め、イワンの顔、教会での不条理感、イワンの父の死、赤い馬の影・・、といったシーンの数々が印象に残る
終盤のマ…
『フルスタリョフ、車を!』同様キャメラはグリグリと動き回り、ハリウッド映画とは対照的に、その存在は決して隠されない。しかし、本作のそれはあくまで役者や道具の動きに同調している点が異なる。つまり、キャ…
>>続きを読む久々に再見したが、やはり衝撃のオープニングのインパクトは凄まじい。開幕早々、倒れていく木の(あるいは、死の運命の)「主観ショット」がダイナミックに落下していく。掴みどころのない展開(しかし筋書きは…
>>続きを読む対立する二つの家族のそれぞれの息子と娘が愛し合うウクライナ版『ロミオとジュリエット』になるのかと思いきや途中から予想外の事態が発生し、その後は倦怠期夫婦によるすれ違いから生まれる悲劇のメロドラマに。…
>>続きを読むだいぶまえだが、目黒シネマの特集にて。パラジャーノフ監督を久々に観れた!
2021年、国立オレクサンドル・ドヴジェンコ映画センターが選定した「ウクライナ映画史におけるベスト100映画」で1位に選ば…
映画は、ウクライナのカルパチア山地を舞台に、敵対する家族の間に芽生える若い恋を描いた情熱的な作品である。物語は、民族的な対立と個人の感情が交錯するなかで、愛がいかにして境界を超え、伝統と運命に挑むか…
>>続きを読むセルゲイ・パラジャーノフ監督作。原題ままに和訳すれば「忘れ去られた祖先の影(Shadows of Forgotten Ancestors)」となる。ウクライナの少数民族フツル人の美くしい青年の男女、…
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